クリスティアーノ・ロナウドがアル・ナスルで出場拒否 宿敵との...の画像はこちら >>

アル・ナスルで活躍するロナウド Photo/Getty Images

補強格差が招いた

サウジアラビアのアル・ナスルに所属するクリスティアーノ・ロナウドが、クラブへの強い不満から事実上の「ストライキ」に踏み切り、次戦への出場を拒否していることが明らかになった。『A Bola』などによれば、リーグ首位を走る宿敵アル・ヒラルとの補強格差に激怒したことが引き金とされている。

今季もリーグ戦で17得点を挙げるなど健在ぶりを示していたが、2月5日に41歳の誕生日を迎える直前、ピッチ上ではなくピッチ外での闘争に身を投じる決断を下したようだ。『THE Sun』が伝えている。

ロナウドの怒りの核心は、サウジアラビア公共投資基金(PIF)によるクラブ間の「不公平な資源配分」にあるという。ジョルジュ・ジェズス監督が求めた即戦力補強は実現せず、補強は21歳の若手獲得のみにとどまった。一方でアル・ヒラルはパブロ・マリらを次々と加え、戦力の上積みに成功している。さらに、ロナウドと親しい関係にあるシモン・コウチーニョSDらの権限が理事会によって凍結されたことが、決定的な失望を招いたと見られている。史上最高額の報酬を受け取るスターのモチベーションは、急速に失われつつある。

事態をより深刻化させているのが、ジェズス監督自身の発言だ。同監督は「アル・ナスルにはアル・ヒラルほどの政治力がない」と公然と不満を口にし、これに反発した相手クラブ側が6ヶ月の活動停止を要求する事態へと発展した。アル・イテハド、アル・アハリを含むPIF傘下4クラブ間で蓄積されてきた歪みが、ついにリーグ最大のアイコンをボイコットへと追い込んだ形だ。

砂漠の地で始まったこの巨大な「権力とエゴの衝突」は、単なる一選手の問題では済まされない。スター主導で急拡大してきたサウジ・リーグの統治構造そのものが、今まさに試されている。

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