アルピーヌ買収でF1復帰か Photo/Getty Images
未完の仕事
モータースポーツ界を20年にわたり支配したクリスチャン・ホーナー氏が、ついにF1復帰に向けた具体的な条件を明かした。2025年7月のイギリスGP後にレッドブルから電撃解任された同氏は、2月3日にダブリンで開催されたイベントに出席し、「F1にはまだやり残した仕事がある」と語ったと『The Independent』が報じている。
ただし、その復帰は単なるチーム代表としての現場復帰ではない。ホーナー氏は「勝てることが保証されたプロジェクト」であること、そして「雇われる立場ではなく、パートナーとして関与する形」でなければ関心は示さないと明言。20年にわたり築き上げてきた支配力と成功体験が、その条件設定に色濃く反映されている。
去就を巡っては、近年低迷が続くアルピーヌへの関与が現実味を帯びている。『BBC』によれば、契約期間を残したままの解任により、ホーナー氏は約5200万ポンドという巨額の解職金を受け取ったとされる。その資金を背景に、投資家グループを率いてアルピーヌの株式24%を取得する構想が浮上しており、チーム側も接触の事実を認めているという。
実現すれば、かつての絶対王者が「オーナー兼チーム代表」という新たな立場でパドックに帰還することになる。3月のシーズン開幕を前に、F1界の視線は再びこの男に集まりつつある。

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