「1日1億もらっているのに傲慢ストライキ」 ロナウドの出場拒...の画像はこちら >>

アル・ナスルで活躍するロナウド Photo/Getty Images

制御不能なエゴか

サウジアラビアのアル・ナスルで、クリスティアーノ・ロナウドによる前代未聞の反乱が起きている。冬の移籍市場での補強不足に激怒した同選手は、月曜日に行われたアル・リヤド戦での出場を拒否し、事実上の「ストライキ」に踏み切った。

21歳の若手MF獲得のみに終わった自軍の動きに対し、宿敵アル・ヒラルがカリム・ベンゼマらを次々と補強した構図が、世界最高額の報酬を受け取る男のプライドを強く刺激したようだ。これに対し『The i Paper』は痛烈な論調で批判を展開している。

ロナウドは昨年7月に2027年までの新契約を締結。その報酬は諸手当を除いても1日あたり約48万8000ポンドに達する。同紙はこの金額を引き合いに出し、「自らが“サウジアラビアの所有物”であるかのようなロマンチックな妄想と、クラブを思い通りに動かそうとする支配欲が同居している」と断じた。

さらに、「マンチェスター・ユナイテッド時代にコーチを務めたマイク・クレッグ氏が『数千時間の鍛錬の賜物』と称賛したストイックなプロ意識は、もはや見る影もない」と指摘。今季公式戦18ゴールという数字にも触れつつ、「その得点数はイヴァン・トニーに及ばず、ピッチ上での影響力は確実に低下している」と、パフォーマンス面でも切り込んでいる。

同紙は「ロナウドは“勝てるチーム”を求めてストライキという強硬手段に出たが、それはフットボールの論理ではなく、地政学的なパワーゲームの道具に成り下がった姿そのものだ」と締めくくり、選手としての在り方そのものを問題視した。

41歳を迎え、キャリアは最終章に差しかかっている。真に周囲を黙らせる方法があるとすれば、言葉でも抗議でもなく、タイトルという結果だけだろう。

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