“叛逆のリーダー”ロメロはスパーズにとって厄介な存在か 「懲...の画像はこちら >>

チームのリーダーであるロメロ Photo/Getty Images

シティ戦後にフロント批判ととれる発言をしたロメロ

プレミアリーグ第24節で、トッテナムマンチェスター・シティと2-2のドローに持ち込んだ。前半に2失点を喫したものの、後半に入り息を吹き返したように鋭いパフォーマンスを見せたスパーズは、ドミニク・ソランケの2ゴールで追いつくことに成功している。



この試合後、キャプテンのDFクリスティアン・ロメロの行動が物議を醸した。ロメロは移籍市場が閉まった直後、シティ戦でのチームを称えつつ、補強が進まなかったことでフロントを批判したともとれる発言をInstagramに投下した。

「昨日、仲間全員が素晴らしい努力に感謝する。彼らは信じられないほどだった。僕は体調が優れない中でも彼らを助けたかったが、特に僕らには11人しか起用できる選手がいなかった。信じがたい事実であり、恥ずべきことだ」

スパーズは負傷でペドロ・ポロ、ロドリゴ・ベンタンクール、ジェイムズ・マディソン、モハメド・クドゥス、リシャルリソンらを欠いており、ベンチには番号の大きな若手選手たちを座らせるしかなかった。にもかかわらず今冬の移籍市場で獲得できたのはMFコナー・ギャラガーのみ。噂に上がったアンドリュー・ロバートソン、アントワーヌ・セメンヨらを確保することはできなかった。一方、昨季のチーム得点王であるFWブレナン・ジョンソンをクリスタル・パレスに放出している。

選手たちがフラストレーションを感じるのは無理もない。ロメロの発言にチームメイトたちは同調。ソランケやシャビ・シモンズ、ポロ、ジェド・スペンスらが次々と「いいね」を押し、支持を表明した。
日本のスパーズ公式サポーターズクラブも「ロメロの言葉がスカッド全体の総意であることを物語っている」と報じている。

ロメロは一昨年12月にも、ダニエル・レヴィ前会長に対する批判ともとれる発言を行ったことがある。また、2-3と敗れた第21節ボーンマス戦後には「こういう時こそもっと他の人たちが声を上げるべきなのに、ここ数年ずっとそうなっていない。彼らは物事がうまくいっている時にだけ現れ、嘘をつく。我々はここにとどまり、努力、団結し、状況を好転させるために全力を尽くす」と公然とフロントを批判した。このあとロメロはトーマス・フランク監督およびSDのヨハン・ランゲと話し合い、この件でクラブはロメロに罰を科さないことを決定したというが、『The Athletic』はクラブがSNS上でのロメロの激しい発言をいつまでも許容できないと報じている。

首脳陣とロッカールームの間に明らかに溝があることが、ロメロの発言から明らかになってしまっているトッテナム。“叛逆のリーダー”たるロメロはチームメイト、そしてファンたちの代弁者でもある。ロメロを懲戒しようとすることが裏目に出て、ロッカールームの力関係に悲惨な悪影響を及ぼすかもしれないとも同メディアは報じているが、スパーズはこの内紛を解決することができるだろうか。

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