ロシニアーが行った対抗策は攻略のヒントになるか Photo/Getty Images
エリア内の人数をむしろ減らした
カラバオカップ準決勝2ndレグ、アーセナルとチェルシーの試合は1-0でアーセナルが勝利し、合計スコア4-2でアーセナルは決勝進出を決めた。
ロースコアなゲームとなったが、この試合で注目を集めたシーンがある。
チェルシーはホームチームがファーサイドに選手を集めるいつもの攻撃陣形を整えるのを待ち、突然マロ・グスト、リアム・デラップ、ヨレル・ハトの3人を自陣ゴール前からハーフウェイライン付近まで移動させたのだ。これによってアーセナルは、そのままペナルティエリア内に選手を集めるか、カウンターに備えて自陣に選手を残すかという選択を迫られることになった。アーセナルはマルティン・スビメンディ、デクラン・ライス、エベレチ・エゼを後ろに留まらせることを選択した。
『sky sports』解説のガリー・ネビル氏は、「なかなかいい感じだ」とこの対抗策に注目している。
「まるで待ち伏せ攻撃みたいだ。でも、相手には守備陣があまりいないように見えるけどね」
アーセナルはガブリエウ・マガリャンイス、ウィリアム・サリバ、ユリエン・ティンバーら守備の選手を全員ペナルティエリアに残し、中盤の選手たちをカウンターに備えてハーフウェイライン付近に残していた。チェルシーはカウンターに繋げることができなかったが、もしチェルシーがカウンター攻撃に成功していたら、アーセナルは中盤のトリオに頼って対処することになったと『Daily Mail』は報じている。
当然、ペナルティエリア内で守備の人数を減らすことにもリスクがあるが、同数プラスGKであれば対抗はできる。アーセナルのコーナーキックは脅威でありまさに必殺の武器となっているが、それを逆手にとってカウンターのチャンスに繋げるという意味では興味深い戦略だ。この試合ではアーセナルを脅かすことはできなかったものの、他のチームにも考えるヒントを与えたと言うことができそうだ。

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