黄金期のペップ・バルサはイブラヒモビッチをもっと上手く起用で...の画像はこちら >>

バルセロナでプレイしたイブラヒモビッチ photo/Getty Images

グアルディオラとの相性は悪かった

ユヴェントス、インテル、ミラン、パリ・サンジェルマンと、ビッグクラブで結果を出してきた元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ。

しかし、そんなイブラヒモビッチにも合わないクラブがあった。

2009年から1年間過ごしたバルセロナだ。

当時イブラヒモビッチはインテルで多くのタイトルを手にし、新たな挑戦を求めてバルセロナ入りを決断した。しかしバルセロナを指揮していたジョゼップ・グアルディオラとの折り合いが悪く、不本意な形でミランへ移籍することになった。

スペイン『SPORT』によると、イブラヒモビッチは当時の出来事についてハッピーではなかったと振り返っている。

「当時のバルサは絶頂期だった。プレイスタイルも、あらゆることが新鮮だった。そしてバルサが私を狙っていた。インテルではスクデットを3度、スーパー杯も2度制したし、新たな挑戦を求めていた。スペインに行こうと。バルサかレアルのどちらかだ。バルサにしたが、夢は現実になるよりも夢のままにした方がいいこともあると学んだ。夢が人を殺すこともあるとね。
明らかにハッピーではなかった。加入前から自分の性格はバルサに合わないと言われたが、バルサのために何をすべきかよく考えようと言い聞かせていた。ありのままの自分でいられれば最高だが、本来の自分ではない何かになろうとしていた」

「グアルディオラには、初日に『いいか、選手はフェラーリに乗ってここへ来るんじゃない』と言われた。何のメッセージか分からなかったね。フェラーリで来ようが来まいが、何が変わるというのか。その言葉が頭から離れなくて、何かをする前にいつも考えていた。最初の半年はゴールも決めていて良かったが、その半年後にはプレイ出来なくなった。グアルディオラは何が起きたか教えてくれなかったよ。彼には『問題は起こしたくない。あなたがボスだから何を決めても構わない。個人的にチームを助けたいと思っている』と伝え、1時間ほど話をした。しかしそれ以来彼は何が問題なのか教えてくれなかった」

「ハッピーじゃなかったし、あそこにいたくもなかった。
彼は私を不要な存在と感じさせたんだ。そんな状態ではサッカーを楽しめないからね。翌日にフェラーリを彼のオフィス前に停めたんだ」

当時のバルセロナはグアルディオラの下で完成されたポゼッションサッカーを展開していて、そのスタイルはイブラヒモビッチに合っていないところもあった。リオネル・メッシが絶対の主役だったこともあり、個性の強いイブラヒモビッチも合わせにくかったかもしれない。魅力的な組み合わせではあったが、イブラヒモビッチのバルセロナ挑戦は僅か1年で終わってしまった。



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