いつになったら真実は明らかになるのか…… マンチェスター・シ...の画像はこちら >>

疑惑が審議されるあいだ、ペップは契約を延長した Photo/Getty Images

疑惑の影がつきまとうシティ

2023年2月6日、プレミアリーグはマンチェスター・シティがファイナンシャル・フェアプレイ(FFP)違反を詳述した報告書を発表し、サッカー界は騒然となった。違反疑惑は当時115件、現在は130件にまで膨れ上がっているようだが、丸3年が経過した現在でも判決は出ていない。



この3年間で数えきれないほどの議論と憶測が飛び交ったが、未だに裁判は進展を見せない。スペイン『as』は、忘れ去られた世紀の裁判」と改めて報じている。

しかしこれは予想通りのことだったとも同紙は報じている。当時、英『The Times』は解決のプロセスに2年から4年ほどかかるだろうと報じていたからだ。この3年の間に、ペップ・グアルディオラ監督は契約を更新し、その新契約にはFFP違反が判明した場合の契約解除条項は含まれていなかった。また、エースストライカーのアーリング・ハーランドは10年という異例の長期契約をクラブと結んだ。これらは、まるでクラブが裁判のことなど意に介していないかのような印象を与える。

多数の憶測は飛び交っているものの、具体的な進展や情報はほとんど漏れ聞こえてこない。非公開、独立審理という特殊な形式をとっており、独立司法委員会を構成する3名のうち、1名は委員長のマレー・ローゼンKCが選出した金融専門家であることがわかっているが、プロセスの機密性を守るために3名とも完全に匿名が保たれている。これが、裁判が長引いているという印象を強めていることも間違いない。

少なくとも、エヴァートンやノッティンガム・フォレストが指摘されたような明確な損失限度の超過だけでないことは確かだ。告発したプレミアリーグ側も半端な裁定を出すわけにはいかず、下手をすればリーグの統治能力が崩壊する危険もある。


シティは一貫して無罪を主張しているが、もし有罪となれば致命的な勝ち点剥奪、降格、さらにタイトル剥奪の処分が下るとも言われている。まだ判決には時間がかかりそうだが、ジェイミー・キャラガー氏が言うように、その間シティはずっと疑惑の影から逃れることはできない。この裁判は本年中に進展を見せるのだろうか。

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