リヴァプールは20歳のジャケに6000万ポンドも費やした ヨ...の画像はこちら >>

ヨロは2024年にマンUに加わった photo/Getty Images

期待に応えられた選手は少ないか

リヴァプールは今冬にフランスのレンヌから6000万ポンドの移籍金で20歳DFジェレミー・ジャケを獲得したが、まだリーグ・アンで36試合しか出場していないジャケに対して6000万ポンドの移籍金は高すぎるのではないかと疑問の声もある。

資金力のあるプレミアのクラブならではの動きと言えるが、20歳以下の選手を高額な移籍金で獲得するメリットはあるのだろうか。

英『The Guardian』は近年のプレミア勢が20歳以下の選手に5000万ポンド以上の移籍金を費やした例をいくつか紹介しているが、厳しい結果に終わったことの方が多い印象だ。

1.レニー・ヨロ(マンチェスター・ユナイテッド/5220万ポンド/18歳時)

ヨロは2024年にフランスのリールから獲得された選手で、当時はレアル・マドリードも関心を示していたとされる。最終的に獲得したのはマンUだったが、まだワールドクラスのDFになっているとは言い難いか。チームが混乱していたこともあり、ヨロの評価も上がってこないところがある。

2.ロメオ・ラヴィア(チェルシー/5400万ポンド/19歳時)

ラヴィアは2023年にサウサンプトンからチェルシーへ移籍しており、当初はプレミアでも通用するボールハンターとして期待されていた。しかし、チェルシー移籍後は筋肉系の故障に苦しんでいる。怪我はチェルシーにとっても想定外のトラブルだったかもしれないが、今のところは5400万ポンドの価値を示せているとは言い難い。近年のチェルシーは若手有望株を次々と獲得しているが、ラヴィアの獲得はここまで大成功とはなっていない。

3.クリスティアン・プリシッチ(チェルシー/5560万ポンド/20歳時)

少し前のことになるが、チェルシーは2019年にドルトムントでブレイクしたアメリカ代表FWプリシッチを獲得。若手育成に定評あるドルトムントで育った有望株としてアメリカサッカー界の期待も高く、チェルシーへの移籍は理想的なステップアップになるはずだった。

しかし、プリシッチはプレミアリーグで大苦戦。思うような結果を残せないまま2023年にミランへ完全移籍している。
そのミランでは見事なパフォーマンスを見せており、チェルシーへやってくるのが少し早すぎたのかもしれない。

4.ラスムス・ホイルンド(マンチェスター・ユナイテッド/6670万ポンド/20歳時)

ホイルンドも混乱気味のマンUに翻弄された選手の1人だ。現在はナポリにレンタル移籍していて、そこでは結果を残せている。ポテンシャルは確かなはずだが、マンUは活かし切れなかった。ルベン・アモリム前監督のシステムに合っていないところもあり、ホイルンドにとってはやや不運なタイミングでの移籍だったかもしれない。高額な移籍金がプレッシャーになったところもあるはずで、イングランドでは毎週のように批判を浴びる苦しいチャレンジとなってしまった。

5.ラヒーム・スターリング(マンチェスター・シティ/5540万ポンド/20歳時)

現在のスターリングはチェルシーとの契約を解除してフリーになっていて、最近の評価は厳しいものになっている。しかし、同メディアは今回の特集でスターリングは数少ない成功例だと伝えている。

リヴァプールでのブレイクが早かったこともあり、スターリングは2015年にマンCへ移籍。スターリングはジョゼップ・グアルディオラの指導で得点を奪えるウイングとなり、プレミアを4度、カラバオ杯を5度制するなど成功を手にしている。


スターリングの場合は当初からプレミアで結果を残していたこともあり、他の選手とは状況が異なるかもしれない。他の選手に関しては20歳以下と若い段階でプレミア初挑戦に踏み切り、高額な移籍金のプレッシャーに耐えるのは簡単ではないのだろう。
ジャケもそのプレッシャーに耐えなければならないが、リヴァプールで成功を掴めるか。



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