チェルシー下部組織時代のカクタ Photo/Getty Images
流浪の天才
かつてチェルシーで将来を嘱望されたガエル・カクタが、トルコ2部サカリヤスポルと双方合意の上で契約を解除した。34歳となった同選手は、2025年2月の加入以降、公式戦28試合に出場して9ゴールを記録。
2007年にチェルシーの下部組織へ加入したカクタは、ディディエ・ドログバ氏から直接指導を受けるなど、クラブの至宝として大きな期待を背負った。しかし、トップチームでの出場は公式戦16試合にとどまり、その後はセビージャやラツィオといった欧州クラブに加え、中国、イランのクラブにも在籍。世界各地を転々とするキャリアを歩むことになった。サカリヤスポルは同選手にとって14クラブ目であり、「流浪の天才」という表現がこれほど似合う存在も珍しい。
『talkSPORT』によれば、元チームメイトのエデン・アザール氏は、カクタを「一緒にプレイした中で最も才能のある選手」と称賛していたという。一方で、チェルシーファンの間では「当時アザール獲得の目処が立たなかったために確保された逸材だった」との辛辣な見方もあるようだ。2025年のアフリカ・ネーションズカップではコンゴ民主共和国代表としてゴールを挙げたものの、圧倒的な才能が1つのクラブに根付くことはなかった。
次に選ぶ15番目のクラブは、果たして安住の地となるのか。それとも再び予想外の決断を下すのか。元“フランスのメッシ”の動向に、再び注目が集まっている。

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