マンU共同オーナーの差別的発言が波紋 「移民が英国を植民地化...の画像はこちら >>

問題発言で炎上中のラトクリフ氏 Photo/Getty Images

オーナーの失言

マンチェスター・ユナイテッドの共同オーナーであるサー・ジム・ラトクリフが、英国の経済状況を巡り「移民によって植民地化された」と発言し、国内外で強い批判を招いている。同氏は『Sky News』のインタビューで持論を展開したが、多様な国籍・ルーツを持つ選手を擁するクラブ内部にも波紋が広がった。



『The Sun』によれば、ある主力選手は「言葉を失う」と落胆を示したとされる。現在のチームには海外出身選手が多数在籍し、コビー・メイヌーのようにアフリカにルーツを持つ若手もいる。それだけに、今回の発言が選手との関係性に影響を及ぼしかねないとの見方も出ている。

ラトクリフ氏はこれまでも、カゼミロやアンドレ・オナナら過去の補強について厳しい評価を口にしてきた経緯があり、現場との距離感を指摘する声もある。

事態を受け、イングランドサッカー協会が調査に乗り出したと報じられているほか、アンディ・バーナム・グレーター・マンチェスター市長も公の場で苦言を呈した。クラブは「多様性と包摂を尊重する」との声明を発表しているが、オーナー個人の発言とクラブ理念の整合性が問われる状況となっている。

選手の心理面やチームの結束への影響は、短期的な戦術論を超えた経営課題でもある。クラブはガバナンスとコミュニケーションの両面で、信頼回復に向けた具体的対応を迫られている。

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