アーセナルで調子を落としてしまっているエゼ Photo/Getty Images
まったくゴールに絡めないエゼ
アーセナルはFAカップ4回戦でウィガン・アスレティックと対戦するが、4つのコンペティションを戦うチームの状況を考えると、ミケル・アルテタ監督は主力を温存する可能性が高い。出場が見込まれるのはGKケパ・アリサバラガ、DFマイルズ・ルイス・スケリー、DFクリスティアン・モスケラ、そしてMFエベレチ・エゼなどだ。
夏に6800万ポンドといわれる移籍金でクリスタル・パレスからやってきたエゼ。加入当初は左ウイングまたは攻撃的MFのポジションを奪うのではという期待があったが、現在のプレイぶりを見る限りそれは期待できないものとなっている。
もちろん輝かしい瞬間もあった。古巣パレス戦では決勝ゴールを決め、最大のライバルであるトッテナム戦ではハットトリックの大活躍を見せた。しかし、そこからエゼのパフォーマンスは下降線を辿ってしまう。先日のプレミアリーグ第26節ブレントフォード戦では久々に先発のチャンスを掴んだが、何もできずに前半だけでマルティン・ウーデゴーと交代した。エゼはシュートもキーパスも何も記録しておらず、タッチ数も「17」と少なめ。守備での貢献もあまり見られず、文字通り何もしていなかった(データは『Whoscored.com』より)。
データで見るとエゼのパフォーマンスの悲惨さが際立つ。『THE Sun』は、ハットトリックを記録したスパーズ戦後のエゼは10試合に出場したが、わずかにシュート2本、チャンスクリエイト3回、ドリブル5回を記録したのみだと報じている。もちろんゴールもアシストもない。
同紙はエゼを「6800万ポンドの失敗」と報じ、現在の姿はスパーズ戦でハットトリックを記録した男の影にすぎないと評価した。
アルテタ監督はブレントフォード戦後に「新たなクラブに移籍するのは簡単なことではない」「ボールがコート上にない(空中にある)ことが多く、創造的なプレイヤーにとっては困難」とエゼを擁護していたが、攻撃的MFとしてはウーデゴーとの差は明らかとなってしまっていた。エゼはこのまま埋もれてしまうのか、そしてアルテタはエゼの活かし方を見出すことができるか。優勝を期待されるチームにあって、新加入MFの状態は不安要素となっている。

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