オールド・トラッフォードに「ルーニー」コールが復活する日は近...の画像はこちら >>

父のようなプレイに期待が高まる Photo/Getty Images

偉大なる血脈

マンチェスター・ユナイテッドの伝説的ストライカー、ウェイン・ルーニー氏の長男カイ・ルーニーが、16歳にして評価を急上昇させている。クラブ歴代最多となる253ゴールと5度のリーグ制覇を成し遂げた父の背中を追い、若き才能が新たな伝説の第一歩を刻み始めた。

地元紙『Manchester Evening News』もその成長に大きな期待を寄せているようだ。

かつては父と同じセンターフォワードを主戦場としていたカイだが、現在は右ウイングへとポジションを移し、左足でカットインする現代的なアタッカー像を確立しつつある。食事管理や居残り練習を徹底するなど、16歳とは思えぬプロ意識で研鑽を重ねており、父からは「得点への嗅覚」と「プロとしての精神性」を叩き込まれているという。U-18チームの一員としてFAユースカップでも存在感を示しており、かつて父が名を刻んだ舞台で血脈が受け継がれていることを証明している。

私生活では、父の盟友でありトップチーム暫定監督のマイケル・キャリックの息子ジェイシー・キャリックと同じチームでプレイするなど、黄金期を知るファンには感慨深い光景も広がる。カイは「夢はユナイテッドでプレミアリーグとチャンピオンズリーグ、そしてW杯を掲げること」と語っているようだ。17歳で締結可能なプロ契約を前に、週給5万ポンドの破格オファーが用意される可能性も報じられるが、同紙によれば本人は地に足をつけ、まずはトップチーム昇格という壁を越えることに集中しているという。

偉大な父を持つ宿命として比較の重圧は避けられないが、両足のパワーでゴールをこじ開けた父に対し、息子は繊細な左足で局面を打開する。プレイスタイルこそ異なるものの、勝利への執念はまさに「ルーニー」の系譜だ。聖地オールド・トラッフォードに、あの懐かしいチャントが響き渡る日も遠くないのかもしれない。

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