決勝ラウンドへギリギリで出場を決めた韓国の2クラブ 地元メデ...の画像はこちら >>

第7節のヴィッセル神戸戦で敗れたFCソウルの選手ら Photo/Getty Images

江原FC、FCソウルが決勝ラウンドに出場

AFCチャンピオンズリーグエリートのリーグステージ全日程が終了し、Jリーグで出場しているヴィッセル神戸、サンフレッチェ広島、町田ゼルビアの3チームが上位トップ3を独占し、ラウンド16進出を決めた。ラウンド16進出を決めたチームはこの3クラブの他、タイのブリーラム・ユナイテッド、オーストラリアのメルボルン・シティ、マレーシアのジョホール・ダルル・タクジム、そして韓国のFCソウル、江原FCの計5チームとなった。

すでにラウンド16のカードも決定しており、3月の上旬にホーム&アウェイ方式で行われ、勝者はサウジアラビアで開催されるファイナルステージへと進出する。

そんな中韓国メディア『FOOTBALLIST』は19日、今回のACLEの結果を受け韓国の2クラブがラウンド16進出を決めたが、ギリギリでの出場だったことを指摘。「日本、オーストラリア、東南アジアに押されたKリーグ……ルールも戦術も遅れをとっている」と題し、昨今のKリーグのアジアの立ち位置について分析していた。

今回のACLEで韓国チームは最終的に7位、8位、9位の順位となり、唯一9位の蔚山HDが敗退となった。昨シーズンは光州FCのみがラウンド16に進出したが、残りの2チームは今回と同じような順位で敗退。進出チームが1つ増えたとはいえ、昨シーズンも今シーズンも成績としてはあまり変わらず、現在の状況に「Kリーグがアジアの舞台での競争力を徐々に失いつつあるという危機的なサインである」と警告を鳴らした。

つい数年前までは上位の方まで勝ち進んでいたKリーグのクラブ。同メディアは近年不振に陥る理由として、まず秋春制への転換が大きいと指摘。それまでリーグ戦と同様に春秋制で行われていたものが、2023年から急に変わったことで出場チームに影響を及ぼしているという。この時期Kリーグはまだ開幕前ということで、現にこの2月に行われた7節、8節でKリーグ3クラブは勝利なし。一方で自国リーグがACLEと同じく秋春制で行われている、ブリーラム、メルボルン・C、ジョホールはこの2試合無敗でKリーグよりも上位の順位にいる。

外国人枠の撤廃も大きいとのこと。
今シーズンから外国籍選手の出場可能人数が5人に増えたKリーグだが、 この大会ではそもそも無制限であるため、特にその恩恵を受けた東南アジアのチームに苦しめられる羽目になったとのこと。特にブリーラムは4勝2分2敗、ジョホールは3勝2分3敗という成績でラウンド16進出を決めている。

そして苦戦するKリーグとは真逆に、大会方針が変更されても圧倒的な強さを見せているJリーグ勢についても言及。Jリーグのチームはプレッシャーの強さとテンポの面でより優れていると分析しており、逆にKリーグはその2つのところで他のアジアのリーグに比べて遅れを取っていると指摘。現にKリーグから海外に渡った選手たちも軒並みこの強度とテンポの部分は語っており、ドイツでプレイしその後Kリーグに加入したとある韓国の選手も、トレーニング時から明確な違いがあると証言したという。

今回中国の3クラブが下位となり最悪の事態は免れたものの、中国3クラブの総得点14点のうち10得点はKリーグのチームに対して奪った得点だという。これらの事実を踏まえ同メディアは「アジアサッカーはかつてないほど強い変化の風を受けており、Kリーグはその風に乗るか、淘汰されるかの岐路に立っている」と記した。

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