ハリー・ケインは凄いが、実はイングランド代表はFW不足? シ...の画像はこちら >>

リーズのカルバート・ルーウィンは候補の1人だが photo/Getty Images

ケインに次ぐ2番手の選考が難しい

2026W杯で優勝候補の一角に挙げられるイングランド代表では、絶対的エースのハリー・ケインが最前線に構えている。では、ケインに次ぐ2番手FWとして誰をW杯に連れていくべきだろうか。



ケインの負担を軽減する2番手FWも重要な存在だが、まだ明確な答えは出ていない。候補者は数名いるが、飛び抜けた存在がいないのだ。

ニューカッスルやトッテナムで活躍し、イングランド代表でもプレイしたレス・ファーディナンド氏は国内のプレミアリーグで結果を出しているストライカーが少ないことを問題視している。バイエルンで活躍するケインは例外的な存在であり、全体を見るとFW不足とも言える状況があるのだ。

「毎年ゴールを量産するという点において、ケインは例外的な存在だ。問題は、もう1人を誰にするかだ。今この国では9番タイプが不足している。憂慮すべき状況だよ。選手間での競争が乏しく、それも才能あるFWが不足している原因だと思う。ほとんどのポジションの層が厚いが、センターフォワードは別だ」

同氏は1990~2000年代頃のイングランド代表ではFWを巡るポジション争いが活発だったと振り返る。健全なライバル関係が互いを刺激していたのだ。

「当時はマーク・ブライト、イアン・ライト、テディ・シェリンガム、アラン・シアラー、デイビッド・ハーストといったレベルのストライカーがいた。
9番タイプの選手も多くて、それがイングランドの伝統でもあった。彼らは常に緊張感を持ってプレイしていた。週末のリーグで誰かがゴールを決めれば、『彼らと同じレベルにいるには自分もゴールを決めなきゃ』と感じていたからね」

他にもロビー・ファウラーやアンディ・コールといった選手も出てきていた時期で、その後もエミール・ヘスキーやバロンドール受賞者のマイケル・オーウェンもいた。それぞれタイプが異なり、今のイングランドよりもバラエティ豊かと言えるか。

ここ最近リーズ・ユナイテッドで調子を上げるFWドミニク・カルバート・ルーウィンが今季リーグ戦10ゴール目を記録したばかりだが、今季のプレミアリーグで二桁得点に達しているイングランド人選手は同選手だけだ。

前半戦ではブライトンのベテランFWダニー・ウェルベックが躍動し、ウェルベックの代表復帰案も噂された。しかし最近はトーンダウンしていて、ケインに次ぐ2番手はなかなか決まらない。サウジアラビアのアル・アハリでプレイするイヴァン・トニーも候補になるが、ここは指揮官トーマス・トゥヘルも悩みどころだ。



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