現在はバイエルン監督のコンパニ photo/Getty Images
2008年の北京五輪で受けた衝撃
現在バイエルンの指揮官を務めるヴァンサン・コンパニは、そのキャリアの中で多くの名選手と対戦してきた。プレミアリーグ、さらにチャンピオンズリーグやワールドカップでリオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドたちとも顔を合わせているが、現役時代のコンパニが最も衝撃を受けた選手は他にいる。
それは2008年の北京五輪で対戦したブラジル代表FWロナウジーニョだ。まだベルギーの若手DFだったコンパニは北京五輪のグループステージに1試合だけ出場していて、その相手がブラジルだった。
当時のベルギーは黄金世代が着々と育っている段階にあり、コンパニの他にもDFトーマス・ヴェルメーレンやヤン・フェルトンゲン、MFマルアン・フェライニ、ムサ・デンベレ、FWケビン・ミララスら未来のA代表選手たちが参戦している。
一方のブラジルもオーバーエイジのロナウジーニョに加え、次世代のエース候補だったアレシャンドレ・パト、セリエAで長く活躍したMFエルナネス、FCポルトやブレーメンでプレイしたMFジエゴ・リバス、マンチェスター・ユナイテッドなどでプレイしたMFアンデルソン、そして左サイドバックにマルセロと、豪華なメンバーが揃っている。
この一戦でコンパニは2枚のイエローカードをもらって退場処分という苦い経験を味わっていて、対峙したロナウジーニョに衝撃を受けたと振り返っている。
「印象に残った選手はたくさんいるけど、誰よりも印象に残ったのはロナウジーニョだね。もちろんメッシ、C・ロナウドも信じられない選手だったし、最高峰の選手だ。でも1試合限りでの経験では、ロナウジーニョだった」(『MARCA』より)。
DFにとってロナウジーニョのテクニックは悪夢であり、当時の五輪でベルギーはグループステージ初戦でブラジルに0-1で敗れ、その後3位決定戦での再戦では0-3と完敗を喫している。コンパニもそのクオリティに驚かされたようで、メッシやロナウドと対戦してもその記憶が薄れることはなかったのだろう。

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