マンチェスター・ユナイテッドのキャリック監督 Photo/Getty Images
異常なプレッシャー
スポーツ界で最も困難な監督職はどれか。『The Athletic』が5700人以上の読者を対象に実施した調査で、「地獄の仕事」と評される監督職トップ10が明らかになった。
9位はトッテナム・ホットスパー(3.8%、222票)とインド代表クリケット監督(3.8%、222票)が並び、8位はニューヨーク・ヤンキース監督(4.7%、272票)。7位フェラーリF1チーム代表(4.7%、273票)、6位ブラジル男子サッカー代表監督(5.9%、338票)、5位トロント・メープルリーフス監督(6%、346票)、4位ニューヨーク・ジェッツ監督(11.6%、668票)、3位レアル・マドリード監督(12.8%、742票)と続いた。
2位には得票率12.9%でマンチェスター・ユナイテッド監督がランクインした。過去の栄光、気まぐれなオーナー、そして過剰な期待を抱くファン、それらが重なり、名門のベンチは世界のクラブチームの中で最も「許されない場所」と化しているようだ。
同調査では、レアル・マドリードと比較した場合の過酷さも指摘されている。マドリードには「世界最高の選手を揃え、彼らを自由にプレイさせる」という成功への明確な処方箋が存在するとされる一方、現在のユナイテッドにはそれが見えにくい状況にあるという。トッテナムやノッティンガム・フォレストを率いたアンジェ・ポステコグルー氏も「ユナイテッドこそ世界で最も困難な仕事だ」と断言しているようだ。
そして1位に選ばれたのは、得票率15.7%のイングランド男子代表監督だった。1966年のワールドカップ優勝以降、主要国際大会制覇から遠ざかる歴史と国民的期待の重圧が、この職務を特別な難度へと押し上げているとみられる。
自国リーグに世界最高峰のプレミアリーグを擁しながら、代表チームは頂点に届いていないことが指揮官に異次元のストレスを課してきた。今回の結果は、名門や代表を率いることがいかに針の穴を通すような作業であるかを示していると言えるだろう。

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