スパーズ戦で2ゴールを決めたエゼ Photo/Getty Images
まだ本領発揮というわけではないか
第27節、トッテナムとのノースロンドンダービーを4-1と制したアーセナルは、再び2位マンチェスター・シティとの勝ち点差を1試合消化が多い状態で「5」とした。前節ウルブズ戦でのパフォーマンスが大きな批判を呼んでいたなか、価値ある勝利となった。
先制点を決めたのはMFエベレチ・エゼで、エゼは後半にも加点。今季の同ダービーで5得点を挙げるという“スパーズキラー”ぶりを披露した。最近は出場機会も減少しパフォーマンスを批判されることも多かったエゼだが、ライバル相手にしっかりと結果を残すことに成功した。
しかし、解説者として活躍する元マンチェスター・ユナイテッドDFリオ・ファーディナンド氏は、エゼがアーセナルに適応するために「自分を犠牲にしている」と自らのYouTubeチャンネルで語った。ゴールは決めたものの、それ以外での見せ場は決して多くなかったと同氏は指摘している。
「ゴールを決めるまで、彼は静かだったと思う。試合のなかで見せ場はたった2つだけだった。ゴール後、私はWhat’sAppのグループで彼について話していて、『なぜエゼのベストプレイが見られないんだ?』と言っていたんだよ」
「彼の実際のスタートポジションが高すぎると思う。スパーズのディフェンスラインを抑えるためにそうしているのは分かっている。その理由も理解しているが、実際にはそれが彼にとって不利に働き、本来のパフォーマンスを発揮できていない。エゼは試合に向き合う必要がある。試合を見つめ、向き合い、探りを入れ始める必要がある」
ファーディナンド氏はエゼの状況を、ジャック・グリーリッシュがアストン・ヴィラからシティに移籍した際に直面した状況に例えている。
「彼は素晴らしい選手だと思うし、エゼを観るために今すぐお金を払う価値がある選手だ。しかし、彼は自分のためというより、チームのためにプレイしているという。優勝するためにはプレイの一部を犠牲にしなければいけないことがある」
「グリーリッシュはマンチェスター・シティのために自分のプレイの一部を犠牲にした。アストン・ヴィラ時代ほど良いプレイは見せられなかった。同じことかどうかはわからないが、クリスタル・パレスのエゼがアーセナルのユニフォームを着ている姿はまだ見られないのかもしれない」
ファーディナンド氏はエゼの“らしい”姿はなかなか見られないかもしれないと語った。戦術的制約が多いチームで我を出すことは、スター選手にとっても難しいことのようだ。

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