クリスタル・パレスはカンファレンスリーグ・ベスト16に進出 photo/Getty Images
ネガティヴな空気も漂っていたが……
日本代表MF鎌田大地の所属するクリスタル・パレスについて、英『BBC』はこの1年間ジェットコースターのような日々を送ってきたと紹介している。昨季はFA杯を制し、今季開幕前に行われたコミュニティ・シールドではリヴァプールをも撃破。
しかし指揮官オリヴァー・グラスナーの下で結果を残す一方、昨夏の補強が不十分なまま今季の戦いに入ることになり、徐々に選手層の薄さがチームを苦しめることになった。
昨夏に攻撃の要だったMFエベレチ・エゼをアーセナルに引き抜かれ、今冬にはDFマーク・グエーイもマンチェスター・シティへ移籍。攻守の柱が抜けることになり、昨年12月から今年2月にかけては13戦連続白星無しという地獄のような期間も過ごした。
今季終了後にはグラスナーが退任することも決まり、クリスタル・パレスに対してネガティヴな報道も目立った。しかし、『BBC』は悲観的になる要素ばかりではないとここからのクリスタル・パレスに期待をかけている。
クリスタル・パレスは今月の19日と26日に行われたUEFAカンファレンスリーグの決勝トーナメント・プレイオフでボスニア・ヘルツェゴビナのHSKズリニスキ・モスタルを2戦合計3-1で撃破し、ベスト16入りを決めた。ベスト16ではキプロスのAEKラルカナと対戦するが、同メディアは戦力的にクリスタル・パレスはカンファレンスリーグで優勝を狙えると評価している。
他にはイタリアのフィオレンティーナ、ドイツのマインツ、オランダのAZ、フランスのストラスブール、ウクライナのシャフタール・ドネツクといったクラブがベスト16に駒を進めているが、フィオレンティーナとマインツはそれぞれ国内リーグで苦戦中だ。昨季とは別物のチームであり、クリスタル・パレスにも優勝を狙うチャンスはあるはず。
さらにプレミアリーグでも13位に沈んでいるとはいえ、7位ブレントフォードとは5ポイントしか離れていない。カンファレンスリーグ制覇とプレミアTOP8入りを決められれば、クリスタル・パレスにとって大成功のシーズンと言えよう。
カンファレンスリーグ・プレイオフのズリニスキ・モスタル戦後、チームのゴールを守るGKディーン・ヘンダーソンは「周囲が一体何をそんな騒いでいるのか分からないよ」とジョークを飛ばしていたが、クリスタル・パレスはそこまで悲観的になる必要もないか。まだまだ今季を成功のシーズンで終えることも出来るはずで、カンファレンスリーグのベスト16入りはそれに向けた大きな一歩だ。

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