リヴァプール戦のアンドレの決勝弾を祝福するチームメイトたち Photo/Getty Images
奇跡の残留はありうるか
プレミアリーグ第29節最大のサプライズは、最下位ウォルバーハンプトンが昨季王者リヴァプールを2-1で破ったことかもしれない。ウルブズは1-1で迎えた後半アディショナルタイムに、アンドレのゴールで勝ち越し、本拠地モリニューを熱狂させた。
ウルブズの今季の戦績は惨憺たるもので、初勝利は今年の1月初頭のウェストハム戦まで待たなければならなかった。昨年稼いだ勝ち点は、たったの「3」。2008年にダービー・カウンティが記録したプレミアリーグ最低記録の勝ち点「11」を下回るのではないかと言われていたのだ。
ところが、ウルブズは突然、強豪を脅かす恐ろしいチームに姿を変えた。31節前倒し分で行われた首位アーセナル戦は2-2のドロー、その後のクリスタル・パレス戦こそ敗れたが、前節アストン・ヴィラ戦に2-0と勝利すると、今節のリヴァプール戦も2-1と勝ち切って見せた。
アーセナルもヴィラもリヴァプールも、トップ5に入っていたチームだ。『Reuters』によると、1シーズンで最下位チームがトップ5のチームに連勝した例はプレミア史上なかったという。過去5試合では2勝2分1敗であり、開幕当初からこの調子なら少なくとも中位に位置していたはず。最悪だったはずの最下位チームが突如復活するのだから、やはりプレミアリーグは恐ろしい。オオカミの牙はまだ折れてはいなかったというわけだ。
それでは、ウルブズは降格圏から奇跡の大脱出を果たすことができるのだろうか。結論からいうと厳しい。
『The Athletic』も「ほぼ不可能」と論じているが、もしウルブズのファンが奇跡の可能性を信じるなら、これからのスケジュールにその可能性を見出せるかもしれないと綴っている。『Opta』によると、ウルブズはこれから全20クラブ中、もっとも楽な残り試合を戦うことになるという。アーセナル戦を消化したため残り8試合だが、ほとんどがボトムハーフのクラブとなっている。そのなかには残留争いのライバルとなるウェストハムやバーンリーも含まれている。
残留はもはや厳しくとも、その可能性を論じられるまでに復活したこと自体が驚きだ。監督や選手たちは今季に何かしらの爪痕を残そうと考えているはずだが、それができるのはFAカップだろう。奇しくも今週末は、FA杯5回戦で先日破ったリヴァプールと再び本拠地で相見えることになっている。リヴァプールが再び手負いのオオカミに喉元を喰いちぎられる可能性は、決して低くないだろう。

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