金メダル獲ったのに「大きな空虚感」 嬉しくなかったとスペイン...の画像はこちら >>

延長戦で2ゴールを決めたカメージョ Photo/Getty Images

スペインに金をもたらしたカメージョ

2024年のパリ五輪で金メダルを獲得したスペイン代表。決勝戦ではフランス代表と点の取り合いの末に3-3で延長戦に突入したが、延長戦ではセルヒオ・カメージョが2得点を記録。

ラージョのストライカーの活躍で見事に決勝を制した。

しかし、金メダルをもたらしたカメージョは、その後周囲の喜びと裏腹に、大きな空虚感に苛まれたという。『MUNDODEPORTIVO』が、カヌー選手のサウル・クラビオットとの対談でカメージョが漏らした苦悩を伝えている。

「金メダルを獲得することは僕にとって究極の功績で、幸福度も同じように最大のものだと思っていました。現実はまったく違っていました。周りの人たちが金メダルを獲得して喜んでいるのを見ましたが、自分が金メダルを獲得した時は同じように楽しめませんでした。探し求めていた幸福感を見つけることができず、大きな空虚感を覚えたという」

「何カ月もの間、自分では理解できない悲しみに襲われました。あのとき、悲しむなんて自分はわがままだと思いました。でも、その悲しみは過ぎ去りました。オリンピックの代表チームの一員になるなんて想像もしていませんでしたし、その上キープレイヤーとしてオリンピックの金メダルも獲得したんです。予想もしていなかった衝撃で、どう受け止めていいかわからず、少しばかりの悲しみに変わったのかもしれません」

カメージョは英雄扱いされるのは好きではないと語った。確かにゴールを決めたのは自分だが、サッカーは個人競技ではない。
ゴールした選手だけの功績ではないし、他の選手が出場してゴールを決めていたかもしれない。カメージョは自分ばかりがもてはやされることに違和感を感じていたようだ。

「僕は英雄のように扱われるのは好きではありません。なぜなら、その瞬間に僕がそこにいて、彼らが私の足元にパスして、僕が決めただけだから。別の選手であっても、同じだったかもしれないから」とカメージョは語った。アスリートの最高の勲章と考えられている金メダルだが、受け取った選手の胸中にあるのは喜びばかりではないようだ。



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