セルティックはスコットランドでの“一強状態”に気持ちが緩んで...の画像はこちら >>

今季はペースが上がらないセルティック photo/Getty Images

優勝して当たり前という空気が……

セルティックはスコットランドの絶対王者であり、タイトル獲得が義務付けられてきたところがある。それが良い緊張感になっている場合は良いが、クラブの上層部はその環境に慣れ切ってしまっていたのかもしれない。



今季は現時点でハーツに5ポイント差をつけられ、2位に甘んじている。ここまでリーグ戦29試合を戦い、7敗も喫しているのは異常事態だ。

ただ、スコットランドサッカー界にとっては良いことかもしれない。セルティックの一強状態が続くのは良いことではないだろう。地元紙『Daily Record』によると、現在セルティックを指揮するマーティン・オニールもクラブに甘さがあったのかもしれないと語っている。

「今の状況はクラブにとっての警告と呼べる出来事だ。ここ数年、サポーターは甘やかされすぎていたと言えるかもしれない。多くの面で本当の意味でのチャレンジがなかったのだ。物事を当然のことと思ってはいけない。毎シーズン何かのために戦わないといけない。ハーツがここまで戦えると思っていなかったのかもしれないし、レンジャーズについても同様のことを考えていたのかもしれない。しかしスコットランドの基準からすれば、今のレンジャーズのメンバー構成は悪くない。
彼らはチーム力を向上させるべく資金を費やしている。我々にとっては、ここ何年もの間甘やかされてきた時期だったと思う。軽視してはいけないんだ。スコットランドサッカー界にとってこれは素晴らしいことだったと思う。ここから本格的なチャレンジが待ち受けていて、気を引き締めて戦わなければならない」

2000年代に入ってから、セルティックは43ものトロフィーを獲得してきた。その中には国内3冠が6度も含まれており、どこか優勝が当たり前になってきた。それはクラブにとっても、スコットランドサッカー界にとってもマイナスだろう。競争が激しくなっている今季はセルティックにとって歓迎すべきシーズンと言える。

8日にはスコティッシュ杯・準々決勝でレンジャーズとの戦いに臨むが、セルティックは意地を見せられるか。まだ複数タイトル獲得のチャンスは残っており、このカップ戦も絶対落とせないゲームだ。

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