徐々に出場機会を失っていったコウチーニョ Photo/Getty Images
高額な移籍金に見合っていたか
バルセロナはおそらく世界中のどのクラブよりも明確な哲学とプレイスタイルを持ち、下部組織から優秀な人材を輩出しては戦力としてきた。彼らラ・マシアの卒業生を軸に、他クラブからの獲得戦力を補充する形でチームを構成するのが常となっている。
もちろんそうした「外様組」がフィットするかどうかも鍵となるわけで、現在ではMFペドリやFWロベルト・レヴァンドフスキは重要なピースとなっている。しかし、もちろんフィットできない選手たちも存在し、特に近年はそうした選手たちがクラブの深刻な財政難の一因となった面がある。スペイン『MARCA』は、「クレに悪夢をもたらした史上最悪の契約選手5人」と題し、5人の選手たちをリストアップした。
1人目はボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピャニッチだ。ピャニッチは2020年にバルセロナへ移籍したが、ほとんど出番を得られなかった。すでに30歳であり獲得は当初から疑問視されたが、同紙はこの移籍はMFアルトゥール・メロをユヴェントスへ移籍させた取引と密接に関連していたと報じている。
ブラジル代表FWフィリペ・コウチーニョも失望された1人かもしれない。まったく活躍しなかったというわけではないが、1億6000万ユーロという記録的な移籍金を考えると、元をとれたのかどうかといったところだ。一見バルセロナにぴったりの選手に思えたが、リオネル・メッシとポジションが被り、コウチーニョはリヴァプール時代ほどの輝きを見せられなかった。
コウチーニョの凋落と入れ替わるようにバルセロナは2019年にアントワーヌ・グリーズマンを獲得したが、これも似たような結果に終わったかもしれない。3年間でリーグ戦22得点と、決して活躍しなかったわけではない。しかしまたしても1億2000万ユーロという高額な移籍金を費やした。
ウスマン・デンベレの名前も挙げられている。やはり1億ユーロを超える高額な移籍金でドルトムントから迎えられたデンベレは、パリ・サンジェルマンへ移籍したネイマールの後釜として期待されたが、度重なる負傷に苦しめられた。加えて、遅刻癖など素行の悪さも問題視された。彼もその才能を見せつける瞬間は多くあったが、移籍金の回収という面では疑問が残った。
もっともミスマッチだったのはズラタン・イブラヒモビッチかもしれない。そのキャリアにおいてどんなチームでもゴールを量産してきたイブラヒモビッチだが、バルセロナではペップ・グアルディオラ監督の戦術との不適合に苦しめられた。ペップとの関係は徐々に悪くなり、1年で退団という結末を迎えている。
ここに挙げられた選手たちは、ピャニッチ以外は決して活躍していなかったわけではない。しかし高額な移籍金に見合ったものだったかと言われると疑問が残る。バルセロナという特殊なチームへの適応はそれだけ難しいということでもあり、完全にフィットするという例はやはり稀であるようだ。

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