マンチェスター・シティのグアルディオラ監督 Photo/Getty Images
逆転無罪か
プレミアリーグを揺るがす「財務不正疑惑」の行方に、新たな局面が訪れた。過去の闇報酬発覚により、チェルシーに対して科された1075万ポンドの罰金処分。
フットボール金融の専門家ステファン・ボーソン氏は、今回の判決を「チェルシーにとっての輝かしい勝利」と評する。かつてエヴァートンやノッティンガム・フォレストが経験した、勝ち点剥奪というスポーツ的制裁を免れた事実は極めて重い。
リーグ側は「チェルシーの自発的な協力」を減刑の理由に挙げているが、シティ側もこれを前例として利用する構えだという。隠蔽や虚偽報告があったとしても、利益追求と認められれば、巨額の罰金で済んでしまう恐れがあるからだ。
勝ち点剥奪を免れたチェルシーの事例は、シティにとって強力な防衛策となるだろう。もし115件の容疑の一部のみが証明された場合、シティの弁護団は「チェルシーと同様に金銭的制裁が妥当だ」と主張するはずだ。降格やタイトル剥奪といった極刑の可能性が、皮肉にもライバルの不祥事によって遠のきつつある。

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