WBCでイタリアが生んだ熱狂 アメリカ生まれの選手が多くても...の画像はこちら >>

WBCで快進撃を見せたイタリア photo/Getty Images

欧州の野球発展への大きな一歩に

ベネズエラの優勝で幕を閉じたWBC2026。ベネズエラの強さは見事だったが、そのベネズエラ相手に準決勝で必死に食らいついたイタリア代表のことも忘れてはならない。

予選ラウンドではあのアメリカをも撃破するなど、イタリアは今大会の主役だったと言っていい。

彼らの躍動はイタリア国内でも話題を呼ぶことになり、音楽グループのエリオ・エ・ル・ストーリー・テーゼのフロントマンとしても知られるステファノ・ベリサーリも熱狂していた人物の1人だ。伊『Gazzetta dello Sport』によると、ベリサーリはイタリアの戦いに興奮したと大会を振り返っている。

「突然全てが変わったね。それがコーヒーマシンのおかげなのかどうか分からないが、アメリカでは人気みたいだ。確かに彼ら選手たちはイタリア生まれの人間ばかりではない。しかし、彼らの姿勢や情熱、故郷への愛には本当に感銘を受けた。かつては、しぶしぶ故郷を離れた人たちもいたのだ。私の祖父の兄弟にも、イタリアからフィラデルフィア近郊に渡った人がいる。それは未知の世界に身を投じる月面旅行のようなものだ。運試しのような旅だったんだよ。切羽詰まった状況でもあったはずで、そうしたストーリーには敬意を払うべきだ」

「アメリカがイタリアに負け、アメリカの予選突破の行方がイタリアVSメキシコの結果次第となった。
その事実を知った時には気が狂いそうになったよ。アメリカのSNSでアズーリが『ゴッドファーザー』に例えられていて、笑えたよ。イタリアの選手たちはとても仲が良いように見えた。イタリアの名誉、イタリアの野球発展に貢献したいとの強い意志を示していた」

イタリア系アメリカ人も多い構成ではあるが、ベリサーリは選手たちからイタリアへの愛をきっちりと感じ取っていたようだ。今回のWBCはイタリアでも確かな注目を集めるものとなり、欧州の野球発展へ大きな一歩になったことは間違いない。

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