チェルシーはPSGに完敗 photo/Getty Images
国内リーグで疲労困憊?
今季のチャンピオンズリーグ・ベスト16には、イングランド・プレミアリーグから6クラブも入ることになった。この時はイングランド勢の強さを称える意見が目立っていたが、このうちベスト16で一気に4チームが消えてしまった。
トッテナムはアトレティコ・マドリードに、ニューカッスルはバルセロナ、マンチェスター・シティはレアル・マドリード、チェルシーはパリ・サンジェルマンにそれぞれ敗北。ベスト8に残ったのはアーセナルとリヴァプールだけだ。
英『BBC』は原因がどこにあるのか探っているが、まずは単純にくじ運の問題もあるだろう。チェルシーは昨季CL王者のパリと戦うことになり、マンCとレアルの戦いもどちらに転んでもおかしくないカードだ。ニューカッスルにとって、バルセロナは明らかな格上だろう。
仕方のないところもあるが、他に考えられる原因はあるだろうか。同メディアは、プレミアリーグ特有の過密日程で選手たちが疲労していることも原因の1つと見ている。また近年のプレミアは中堅~下位のクラブも豪華な戦力を揃えており、ここも他リーグより環境は厳しいと言えるかもしれない。
例えば現在のプレミアではバーンリーが降格圏となる19位に沈んでいるが、データサイト『Opta』のパワーランキングではスペインのラ・リーガの9チーム、イタリア・セリエA11チームよりバーンリーの方が戦力は上と評価されている。
元リヴァプールDFスティーブン・ワーノック氏は、他リーグに比べてターンオーバーしづらい環境になっていると語る。
「プレミアリーグでは気を抜くことが出来ないが、他リーグは少し気を抜いても大丈夫じゃないかな。パリは今季リーグで苦戦気味ではあるが、それでもチェルシー戦に備えて選手を休ませていた。
BBCの戦術担当特派員ウミル・イルファン氏も「プレミアはCL圏外のチームも強い。『どのチームにも勝つチャンスがある』との決まり文句がラ・リーガやブンデスリーガよりも当てはまる。そのため、プレミアの方がターンオーバーにリスクがある」と見る。
昨季プレミアを制したリヴァプールも、現在はリーグで5位に沈んでいる。チェルシーも6位だ。CL決勝トーナメントに進出しているチームであっても、来季のCL出場権を楽に獲得できるわけではないのだ。ここはプレミア特有の厳しさと言えるか。他リーグならバルセロナやレアル、バイエルンといったクラブがCL出場権を失う可能性は極めて低い。
全て言い訳にはなってしまうが、プレミアの環境はCLを戦ううえでマイナスとなっているのか。

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