まさかのプレミア17位……トッテナムはどこからおかしくなった...の画像はこちら >>

トッテナムには降格の危険も photo/Getty Images

ポチェッティーノ解任の時から迷走が始まった?

22日にプレミアリーグ第31節でノッティンガム・フォレストに0-3で敗れ、17位まで順位を下げてしまったトッテナム。チームは大混乱状態にあり、2部降格もあり得る話となってきた。



いったいトッテナムはどこからおかしくなってしまったのだろうか。昨季はヨーロッパリーグを制したが、リーグ戦の方は17位でフィニッシュしている。EL制覇は見事だったが、『ESPN』はもっと以前からトッテナムはおかしくなっていたと振り返っている。

同メディアがおかしくなったタイミングに挙げたのは、チャンピオンズリーグ決勝まで進んだ2019年のことだ。当時マウリシオ・ポチェッティーノ率いるチームは充実の時を迎えており、2018-19シーズンにはCL決勝へと駒を進めた。決勝では惜しくもリヴァプールに敗れたが、CL準優勝は大きな功績だった。

ただ、その年の移籍市場や監督選びで迷走した。2019年から2020年にかけて、トッテナムはMFタンギー・エンドンベレ、FWステーフェン・ベルフワイン、MFジオヴァニ・ロ・チェルソ、DFライアン・セセニョンらを獲得したが、ヒットと呼べる選手はいない。特にエンドンベレには多額の移籍金を投じていただけに、この失敗は痛手だった。

代わりに功労者のMFクリスティアン・エリクセンやDFキーラン・トリッピアーらと別れており、ここが1つの分岐点になったとの見方だ。

ポッドキャスト『Last Word On Spurs』を運営するリッキー・サックス氏も、2019年からおかしくなったと語る。

「2019年以降、クラブは堂々巡りだ。
明確な理念やアイデンティティがなく、何をしたいのか誰も理解していない。監督のスタイルも次々に変わってきたからだ。2021年にはカラバオ杯決勝の前にジョゼ・モウリーニョを解任し、アントニオ・コンテを支持することもなく、その後はポステコグルーからトーマス・フランクへと切り替えた。フランクは良い人ではあるが、ブレントフォードからスパーズのようなクラブへレベルアップするだけの能力は持ち合わせていなかった」

『ESPN』はポチェッティーノからモウリーニョに交代したのも失敗だったと見ている。ポチェッティーノ政権が行き詰まっていたのは確かで、当時はダニエル・レヴィ会長との関係もスムーズではなかった。

しかし、モウリーニョの招聘は正しかったのだろうか。モウリーニョはプレミアリーグでの経験も豊富な名将ではあるが、当時のトッテナムではジャック・クラークやセセニョンなど将来性豊かな若手が多かった。モウリーニョはそうした若手育成を得意とするタイプではなく、ポチェッティーノとはカラーが異なる。

同メディアはポチェッティーノの路線を継続できる人物を指揮官に据えるべきだったとの考えで、ポチェッティーノを解任した2019年頃より歯車が狂い始めていたのかもしれない。

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