降格危機スパーズのデ・ゼルビ招聘に賛否真っ二つ シャーウッド...の画像はこちら >>

プレミア帰還が噂されるデ・ゼルビ氏 Photo/Getty Images

名門再建なるか

トッテナム・ホットスパーの次期監督にロベルト・デ・ゼルビ氏の就任が近づく中、クラブOBたちの間で激しい論争が巻き起こっている。『Daily Mail』が伝えている。



暫定指揮官イゴール・トゥドール氏が去り、残り7試合で残留を争う絶体絶命の状況で、イタリア人指揮官に命運を託そうとするフロントの動きに賛否が分かれた。かつてチームを率いたティム・シャーウッド氏は、デ・ゼルビ氏の攻撃的なスタイルを評価しつつも、「今のスパーズに必要なのは、確実に勝ち点を拾える『安全な手』であり、彼はその真逆だ」と警鐘を鳴らしている。

ダニー・マーフィー氏もシャーウッド氏の意見に同調し、ポゼッションを重視するデ・ゼルビ氏の戦術が、降格争いという極限状態では「諸刃の剣」になると指摘した。ブライトンやマルセイユで見せた手腕は確かだが、守備が崩壊している今のトッテナムで理想を追い求めれば、最悪の結末を迎えかねないというのだ。一方で、ジェイミー・オハラ氏は「デ・ゼルビ級の監督を拒むなんて、トッテナムファンはどの惑星に住んでいるんだ?」と猛反論。リーグを知り尽くした名将の招聘を「贅沢すぎる悩みだ」と一蹴した。

しかし、現場には戦術以外の火種も燻っている。元イングランド代表のダレン・ベント氏は、マルセイユ時代にメイソン・グリーンウッドを擁護したデ・ゼルビ氏の姿勢に対し、一部のファン団体が強く反発している現状を危惧。「新監督には周囲を明るくする要素が必要だが、就任前から10%のファンが声を荒らげている状況は問題だ」と語った。ベント氏やマーフィー氏は、今この瞬間の残留を最優先するならば、デ・ゼルビ氏よりもショーン・ダイシ氏のような現実主義者を据えるべきだとの見解を示している。

ファンの期待と不安、そしてレジェンドたちの懸念が入り混じる中、北ロンドンの名門は大きな賭けに出ようとしている。

編集部おすすめ