今回の欧州遠征で散々な結果となった韓国代表 Photo/Getty Images
W杯開幕まで残り2カ月と迫る中、浮き彫りとなった課題
サッカー韓国代表は3月、インターナショナルウィークにてコートジボワール代表、オーストリア代表と対戦し、0−4、0−1で敗れた。今回は日本代表と同じく欧州遠征を行ったが、連敗かつ無得点という結果に終わった。
米国メディア『The Athletic』は3日、今回のワールドカップに出場する全48カ国の強さや期待度などを独自に分析したランキングを発表。韓国は16位にランクインし、「韓国のスター選手が役割を果たせば、アジアで今回の大会で好成績を収める可能性が最も高いチームになる可能性がある」と評価。そのためにはソン・フンミンらスター選手の活躍が必須だと記していた。
今回の『The Athletic』の内容と同様に、他のメディアやデータサイトもワールドカップに出場する各国の強さのランキングや、優勝確率など分析した記事を公表。日本と同様に韓国の評価もそれなりに高く、いずれもソン・フンミンや、イ・ガンイン、キム・ミンジェのスター選手のコンディションが整えば上位進出が期待できるという見解を示していた。
だが裏を返せばそれは彼らのコンディション次第ともいえ、依存していることがよくわかる。現に韓国メディアやサッカーファンも、代表チームを率いるホン・ミョンボ監督がこの3人を頼りすぎており、明確な戦術やプランがないことを指摘している。特に今回の欧州遠征でそれが改めて浮き彫りになった。
『OSEN』は「ホン・ミョンボ監督の戦術はソン・フンミン、イ・ガンイン、キム・ミンジェだけ……」という見出しを打ち、元韓国代表のキム・ヨングァン氏が自身のYoutubeチャンネルでホン・ミョンボ監督の戦術について批判したことを伝えている。キム・ヨングァン氏は「今の代表チームに戦術が全く存在しない」と言及し「韓国がこのままの状態なら、ワールドカップ大量失点で3戦全敗するだろう」と予測していた。また、『スポーツ東亜』ではサッカー解説者であるパク・ムンソン氏が「今のメンバーは華やかだが結果が出ない。ではこの状況の責任は誰にあるのか」と問題提起し、その矛先がホン・ミョンボ監督であると指摘していた。
韓国にはこの3人の他にもウルヴァーハンプトンのファン・ヒチャンなど欧州でプレイする選手もいるが、選手層は全体的に薄く、彼らが1人でも不在となれば戦力は大きく低下する。ワールドカップ開幕まで残り2カ月と迫る中、今回の欧州遠征にて、チームがこれまで抱えてきた課題と改めて向き合うこととなった。

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