ディオプはモロッコ代表を選択 photo/Getty Images
世代別では別のチームを選んでいたが……
2026W杯出場が近づき、各国の選手たちの考えにも変化があったのだろうか。3月の代表戦で目立ったのが、代表チームの国籍変更だ。
例えば日本代表がグループステージで対戦するチュニジア代表では、ウニオン・ベルリンでプレイするMFラニ・ケディラが3月の代表戦でデビュー。兄のサミ・ケディラはドイツ代表の主力として2014W杯制覇に貢献したが、ラニの方はU-19ドイツ代表までのプレイに留まっていた。32歳を迎え、W杯に出場するのは今回が最後かもしれない。それを目標にするならば、チュニジアへの変更はまたとないチャンスだ。
コートジボワール代表では、フランクフルトからOGCニースにレンタル移籍しているFWエリー・ワヒだ。世代別代表ではフランスを選択していたが、3月にコートジボワール代表としてデビュー。コートジボワールは前線のピースに困っているわけでもなく、ワヒもフランクフルトではまるで結果を残せなかった。コートジボワール代表のスタメンに入れるかは分からないが、フランスの前線はもっと豪華だ。ワヒがW杯出場を狙うならば、権利のあるコートジボワール代表への変更は妥当な判断か。
同じフランス世代別代表からは、ベルギーの名門クラブ・ブルージュで活躍するウイングの20歳FWママドゥ・ディアコンが3月にセネガル代表を選択。ガンビア代表戦でデビューを果たしていて、W杯メンバーにも入るかもしれない。
現アフリカ最強国の1つとされるモロッコ代表は、フラムでプレイする29歳DFイッサ・ディオプが3月にデビュー。
『ESPN』はタレント集団とされるモロッコの中でも、センターバックが数少ない手薄なエリアだと伝えていて、ディオプの合流はW杯本番へ大きな戦力強化となりそうだ。
最後に初出場を決めたカーボベルデ代表だ。W杯へ戦力強化に動くカーボベルデは、オランダ生まれのDFでブルガリアのモンタナでプレイするジョルジーニョ・ソアレス、同じくオランダ生まれのスパルタ・ロッテルダムMFアヨニ・サントス、フランス生まれでフランス2部のロデスでプレイするMFジョーダン・メンデス、世代別代表ではルクセンブルクでプレイしていたパリ・サンジェルマンのアカデミー所属の18歳FWファビオ・ドミンゲス、アンゴラ生まれのアル・アハリFWイェルツィン・カモンイスらを3月の親善試合で一斉にデビューさせている。
選手たちにとってもW杯に出場するチャンスとなるが、アフリカ勢のメンバー構成はどう変わるのか。特にカーボベルデは予選から大きく姿を変えることになるかもしれない。

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