スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
8月31日(日)の放送では、リスナーから寄せられた相談に江原がアドバイスを送りました。


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江原啓之



<リスナーからの相談>
私は今、海外で生活をしています。信号待ちをする場所に、よく物乞いの方がいます。以前、高速道路の料金所でお金がなくて困っている方が私のところに来て、「お金を貸してくれ」と頼んだのですが、夫が嫌がったので、拒否したことがあります。あとになって悔みました。ずっとあの方の困った顔が、忘れられないのです。「もしかして、あの方は前世でお世話になった方で、せっかくの恩返しができる状況だったのに、私はしなかったのではないか……」と思いました。

私は神様ではないので、物乞いの方の背景や心までは分かりません。少額ですし、困っている方には喜んでお金を渡してあげたら良いのではないかと思うようになりました。江原さんと協子さんは、物乞いの方にはどのような心持ちで対応したら良いと思いますか?

<江原からの回答>
江原:ということですが、協子さん、いかがでしょう?

奥迫:お優しいですよね。私は、あまり日本では物乞いの方にはお会いしたことはないのですが、インドに行ったときに、車が停車すると、子どもたちがお花や小物を持って売りに来ることがありました。そういったものを買ったことはありますね。その出会いには意味があるでしょうし、私がお花を買うことで、その子たちが少しでも潤うのなら良いのかなと。


江原:ひょっとしたら地域差もあるのかもしれませんが、私が子どもの頃にはそうした方はたくさんいましたね。負傷した軍人さんが駅前などでハーモニカを吹いたり、アコーディオンを弾いたりして、寄付を求めていました。その当時でも賛否両論ありましたね。私はおばあちゃん子でしたので、祖母と一緒にいるときに見かけると、お金を渡していました。そういうことは割にあったんですよね。

ただ、「物乞いをしている方は前世でお世話になった方で、恩返しができる状況だったのに、私はしなかったのではないか」という考えは、私は違うと思うんです。“自分がしてもらったから返す”という考えは非常に物質的です。自分の甲斐性のなかで寄付をしたいと思ったのなら、そういう考えではなくて、“愛として”やりましょう。

とはいえ、世の中には慈善団体を偽ってお金を集めるような集団もいますし、「本当にお金を渡すだけで良いのだろうか?」と考えることもあるでしょう。見極めるのはとても大変ですが、そこはきちんと見極めて判断して、「愛とは何なのか」を学んでいったほうが良いかなと、私は思います。

江原啓之「その考えは違います」海外での“物乞い”どのように対応したら良い? 悩む相談者…江原の持論は!?

江原啓之、奥迫協子



●江原啓之 今夜の格言
「人は経験と感動を知り、より“愛の人”となるために生まれてきました」


<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子
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