3月17日(火)の放送には、先週に引き続きロックバンド・sumikaの片岡健太さん(Vo/Gt)が登場。sumikaの新曲「Honto」に散りばめられた魅力を深堀りしていきました。
(左から)しらスタ、sumikaの片岡健太さん、YOSUKE
◆ドラえもんの主題歌を担当することの思い
YOSUKE:片岡さんとお送りする2週目でございますけども、先月リリースされたsumikaのニューシングルをたっぷり掘り下げていきます。
しらスタ:明日カラオケで歌いたい! しらスタのソングコメンタリー! ボイストレーナーでこれまでさまざまなアーティストの歌い方やヒット曲をYouTubeで解説してきた私、しらスタが、アーティストご本人の前で曲の魅力や凄さを熱く語らせていただこうという企画です。
YOSUKE:今週はsumikaの新曲「Honto」を、しらスタさんに解説していただきます。「Honto」は現在公開中の「映画ドラえもん のび太の海底鬼岩城」の主題歌に起用されています。作詞作曲はともに片岡さん。この曲はどんな思いを込めて作られましたか?
片岡:作品のなかで「バギーちゃん(水中バギー)」っていう秘密道具が出てくるんですけど、それがいわゆる人工知能を搭載した車なんですよ。まあAIですね。その乗り物に乗ってのび太くんたちが冒険していくんですけど、バギーちゃんは機械なので人間の気持ちがあまりわからない。合理的なことを提案していくと。
一方で、のび太くんたちは感情の話をしているから、合理的なことに対して「なんでわからないんだ」みたいなことで相容れない部分があるんですけど、そこをお互いに埋め合っていくというか、それが今の生活に近いと思っていて。
しらスタ:とっても素晴らしい楽曲ですね。ドラえもんの主題歌を担当するってどんな気持ちなんですか?
片岡:ミュージシャンを志す前から、ドラえもんって生活のなかに当たり前のようにあるわけじゃないですか。だからミュージシャンをやる前の自分のこととかも思い出して。そもそも音楽に出会う前からドラえもんのことが好きで、ドラえもん好きな自分とその後に始めた音楽家の自分が握手するっていうのは、すごく不思議な気持ちになります。
YOSUKE:握手!
しらスタ:シンガーソングライターの言語化能力怖い!
◆「海の青」と「青春の青」のダブルミーニング
YOSUKE:さあ、「Honto」を頭からかけていって、しらスタ的に「ここに注目して聴いてほしい」という箇所が来たら曲を止めて、気になるポイントについて解説していただきます。
しらスタ:行きましょう! それでは「Honto」のソングコメンタリー、スタート!
(♪楽曲再生:イントロ)
しらスタ:あ、ちょっと待って! タララタララ……あ! 気づいちゃった。
YOSUKE:ちょっと今ドラえもんが聴こえてきましたよね。
片岡:感じますよね。
YOSUKE:ちょっと散りばめられているなって思いました。
片岡:なんかエッセンスというか、完全にやっちゃうともうそれにしか聴こえなくなっちゃうので(これぐらいの塩梅で)。
しらスタ:タララタララぐらいまでですよね。
YOSUKE:確かに。
しらスタ:あと「潜った青の中 本当を知ろう」という歌詞があるんですけど、今回の「海底鬼岩城」っていうのは名前の通り、海中が結構テーマになっているので、もちろん海の青でもあるけど「青春の青」もダブルミーニングとしてあるのかなと感じまして。
片岡:まさしく。1983年に「海底鬼岩城」が公開されて、今回は新解釈で2026年に公開するっていうことで、例えば小学生の人に対しても歌っているし、1983年当時に子供だった(僕よりも)大人の人に対しても歌うっていう。そもそもドラえもんって年齢層が幅広いので、どちらの人に対しても伝わるようなワード。昔を思い出すっていう意味での青、そして青春時代の青もあるし。
しらスタ:振り返る青もあるのか! ありがとうございます。続きを行ってみましょう。
◆海のなかのポケットをイメージ
(♪楽曲再生)
しらスタ:ポケットが出てきました。
片岡:ポケットが出てきましたね。
しらスタ:「ポケット」はドラえもんワードだから引っかかったっていうのもあるんですけど、ちょっと歌唱(法)として引っかかっていて。
片岡:あ、そうなんだ。
しらスタ:「ポケットに、ポケットに」じゃないんですよね。「ポッ、ポッ」がまずちょっとしゃくっているんですよ。「ポ」じゃなくて「ポッ」。で「ケ」が(私は)ドロップって呼んでいるんですけど「ポッケェ」。なんか上からちょっと落としているというか。
片岡:なるほどね。
しらスタ:ポケットじゃないんですよね。
YOSUKE:確かに。
片岡:おぉ。
しらスタ:ここはワードが浮き出る歌い方だなと思うんですけど、イメージ的にはなんかあったりするんですか?
片岡:それこそ、ドラえもんの「海底鬼岩城」を連想させるということで「海中感」。
しらスタ:海のなか!
片岡:しかも、地上のポケットじゃなくて海のなかのポケットのイメージでした。
YOSUKE:うわあ、凄すぎる。海のなかのポケットだったんですね。
◆リズムのテンポがオリジナル曲と一緒!
しらスタ:それで言うと、この曲で海に潜るパートがあって、ちょっとそこまで聴きたいので、皆さん楽しんでいただきながら海のなかを彷徨ってください。続きを行きます。
(♪楽曲再生:「潜った先がまだ 暗くても」)
しらスタ:ちょっと1回止めます。「潜った先がまだ 暗くても」という歌詞で、ここからまた違うパートに行くのですが、皆さん、耳をかっぽじってよく聴いてくださいね。いろんな音が鳴っていると思うんですけど、私がいいって言うまで全部の音をよく聴いてください。行くよ!
(♪楽曲再生: ブリッジ)
しらスタ:いろんな音を使って海のなかを表現されていると思うんですけど、ホワーンホワーンっていうのと、ちょっとボコボコ音みたいなのが入ってます?
片岡:そうですね。いろんなポコポコポコみたいな、水中で息をすると出る泡的な音です。
しらスタ:それが入っていて海のなかだと思って。「潜った先がまだ 暗くても」って歌詞の後に、海のなかの音があって「チッ、チッ、チッ」っていう秒針の音が。
片岡:あ、BPM120。
YOSUKE:すごいやん! BPMまで!
しらスタ:1分間に何個リズムを刻むかって指標があるんですけど、それが120。ドラえもんの歌のテンポが元々BPM120ですよね。
片岡:そうなんです。
しらスタ:一緒なんですよ。
片岡:そこに言及した人は初めてかもしれないです。
YOSUKE:すごい!
しらスタ:初期の初期のころのドラえもんの歌の歌詞「あんなこといいな」が120で、この曲もテンポが同じで「あ、揃ってる」と思って。
片岡:すごい考察力ですね。
YOSUKE:え、正解ですか?
片岡:合っていますよ。そもそも、曲の作り方が最初からそうだったので。
しらスタ:え、すごい!
片岡:やっぱり新しいものを作っていくところに重きを置かなきゃいけない。でも過去もリスペクトしたいっていうところでずっと揺れていたんです。だからリスペクトする上で、BPM120で新しいメロディを作るっていうのは一番最初に思いついたことで。
しらスタ:最初は「あ、なんかいっぱいオマージュが入っていて楽しい」みたいな感じで終えそうだったんですけど、聴いていくうちに「え、そこまでやってるの!」とか思って。
片岡:そうですね。やっぱり1983年の作品に当時触れた人も、もう1回新しい気持ちで今のドラえもんに触れてほしいっていう願いもあったりして。タイムスリップする感じというか。
しらスタ:なるほど! タイムマシン中か! そこまで研究できなかった!
YOSUKE:だからカチカチなんだ。
片岡:最後に秒針の音が迫ってきて、ボリューム的にも上げているんですけど。ラスサビに向かうにつれて、深い海のなかから僕たちの世界に戻っていくというか。ドラえもんの作品全部がそうだと思いますけど、問題を解決していくのって結局のび太くんだったりとかしずかちゃんだったりとか人間の力ってすごく大きくて。
それを持ち帰って僕らの宝にするというか、これからの財産にしていくっていうものがドラえもんの良さだから。なんかライフハック的なものじゃなくて、ヒューマンビーイングなんや、みたいな(笑)。人間として生きていくんだみたいな。
しらスタ:それが「本当を知ろう」というフレーズに……
片岡:帰結していくわけなんですね。
◆全国100校舎で無料体験レッスンを実施
YOSUKE:ここからは、音楽教室・ボイトレスクール「シアーミュージック」の魅力を深掘りしたいと思います。本日は、長田ヒサエ先生が来てくれています。
尾田:こんばんは! 秋葉原・中野校の長田ヒサエです。よろしくお願いします。
YOSUKE:早速ですが、ボイトレで大切なことって何だと思いますか?
尾田:やはり先生との「相性」が一番大事だと思います。
YOSUKE:相性。
尾田:ご自身の歌い方とか、音域っていうんですかね。そこが共有できた状態からレッスンを始めていくんですけど、先生のやりたいことと生徒さんがやりたいことが噛み合わないと、いつまで経っても上手くはならないと思うので、相性は大事だと思います。
しらスタ:そうなんですよ。シアーミュージックは100校舎以上教室がございまして、しかも先生も1000人! ってすごいなあ。さすがに相性がいい先生が見つかるでしょう。
YOSUKE:何か体験できるものはあったりするんですか?
尾田:はい、体験レッスンを無料で実施しております。全国100校舎でやっております。
YOSUKE:ほかにはどういった魅力がございますでしょうか?
尾田:やっぱり、シアーミュージックの1番の魅力は、いろんなことにチャレンジできる場所があることだと思っています。オンラインでもオフラインでも、特にライブハウスでの演奏、歌唱とか、オンラインであれば「シアーメドレー」(シアーミュージック公式YouTubeチャンネル)とか、いろいろチャレンジする場所が提供されています。「ただ歌が上手くなりたいから誰かに聴かせたい!」っていうステージ(から一歩先の表現へと)引き上げてくれる場所だと思いますので、ぜひチャレンジしてみてください。
<番組概要>
番組名:シアーミュージック presents しらスタのボイトレディオ
パーソナリティ:しらスタ、YOSUKE
放送日時:毎週火曜 21:00~21:30
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/f/voitradio/message
番組公式X:@voitradio_tfm
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