(左から)パーソナリティの山崎怜奈、秋山博康さん
◆警察が“隠語”を使う理由
れなち:秋山さんの著書「元刑事が国民全員に伝えたい シン・防犯対策図鑑」にあるコラムで「警察が使う業界用語集」という項目があって、なかには“本当ですか?”って思うものもいっぱいあるのですが、そもそも警察の世界にこういった隠語が多いのはなぜなのですか?
秋山:時代が大正から昭和に変わる頃、東京で強盗事件が連続発生したときに、捜査会議後に刑事がトイレで事件の話をしていたところを犯人が隠れて盗み聞きしていたと。
れなち:こわっ!
秋山:刑事同士だとつい事件の話をしてしまうので、“一般の人に聞かれてもわからないようにする”ということで(隠語が)始まったんですよ。
れなち:なるほど。
◆通り魔に多い傾向とは?
れなち:昨今ニュースでいろいろな犯罪を聞きますが、この本のなかで特に読んでほしいところ、今一番気をつけたほうがいいことは何でしょうか?
秋山:すべてなんですけど、最近だと神戸市(兵庫県)のエレベーターのなかで刺殺事件がありましたよね。
れなち:オートロックのマンションですね。
秋山:はい、ああいった通り魔とかの犯罪をどう防止するかは重要ですね。まず自分のマンションに入るときは、オートロックでも一度後ろを見て不審者がいないかを確認してほしいです。それでも、知らない人とマンションに入ってしまったら、エレベーターには一緒に乗らないようにしましょう。
ただ、もし自分が先にエレベーターに乗っている状態で誰かに入ってこられた場合。これは非常に危ないので、すぐ次の階のボタンを押して、扉が開いたらすぐ逃げてください。あと電車のなかもそうですけど、カバンを持っていたら常に腹部や胸部のあたりに持っていてほしいですね。
れなち:(相手に)背中を向けないというのも大事ですよね。
秋山:そうですね。それに、通り魔は目が充血していることが多いです。
れなち:えっ!?
秋山:犯行の前日は“(犯罪を)やろう”と思ってよく寝られていないんですよ。
れなち:そういう傾向があるのですね。
秋山:はい。また、今の時期は(神戸の事件の)模倣犯が現れるかもしれませんから気をつけてほしいです。
<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/
番組公式X:@darehanaTFM