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◆「津波フラッグ」全国約7割の自治体が導入
この時期は、海水浴など海のレジャーを楽しまれる方も多いと思いますが、海のなかに入っているときに津波警報や津波注意報が発令される可能性もあります。その際、防災行政無線で「海から離れること」や「高台への避難」の呼びかけがおこなわれますが、ここで注目してもらいたいのが“津波フラッグ”です。
これは、大津波警報や津波警報、津波注意報が発表されたときに、海水浴場などで掲げられる旗のことを言います。旗は長方形を4分割した赤と白の格子模様になっていて、縦と横の長さなどに明確な決まりはありませんが、遠くでも見えるように短辺が100cm以上と推奨されています。
この津波フラッグは、2025年1月時点で全国の約7割の自治体が導入しています。先日の津波警報・津波注意報の発令を受けて、神奈川県鎌倉市の海水浴場でも砂浜に津波フラッグが掲げられていました。
海水浴中は、スマホで津波の情報を調べることができませんし、防災行政無線も波の音や風で聞き取れないがことあるため、目で見てわかる津波フラッグは、危険を知らせるのに適していると言われています。この津波フラッグが見えたら、すぐに海から離れて高台や津波ビル・津波避難タワーなどへ避難しましょう。
◆「津波標識」の確認を
土地勘のない地域の海にでかけた際は「津波標識」の確認をしておくことが大切です。今回は3つの津波標識を紹介します。
①「津波注意」
三角のなかに黒い色で波のマークが描かれています。また「津波災害警戒区域」という言葉と、補助標識として「ここの地盤は海抜〇〇m」と書かれていたりします。

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②「津波避難場所」
緑色をベースに、白色で波の絵と人が高いところへ駆け上がっている絵の標識で、「この場所が津波に対して安全な場所である」ということを示しています。

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③「津波避難ビル」
緑色をベースに、白色で波と走る人、その先にビルの絵が描かれている標識で、この場所が津波に対して安全なビルであることを示しています。

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海水浴や海の近くで遊ぶ予定のある方は、津波フラッグとともに津波標識を事前に確認しておくと安心です。
<番組概要>
番組名:防災 FRONT LINE
放送日時:毎週土曜 8:25~8:30
パーソナリティ:手島千尋
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/bousai/