12月14日(日)のテーマは、「コミュニケーション学」。俳優の坂口涼太郎さんをゲストに招き、他人と上手にコミュニケーションを取る方法について伺いました。
(左から)パーソナリティの蓮見翔、坂口涼太郎さん
◆美容室での沈黙…坂口さんはどう考える?
俳優、シンガーソングライター、ダンサーなど、枠にとらわれずにマルチに活躍する坂口さん。バイプレイヤーとして存在感を放ち、個性的な顔立ちと独創的な演技で「クセメン」(クセの強い俳優)と称されています。代表作として、映画「ちはやふる」シリーズ、ドラマ「罠の戦争」などがあります。そして、今年の8月には初めてのエッセイ「今日も、ちゃ舞台の上でおどる」(講談社)を発表しました。
今回、坂口さんには、番組に寄せられた「美容師さんとの会話が続かない」というリスナーからのお悩み相談に答えてもらうことに。まず坂口さんが指摘したのは、「本当にその美容師さんは、会話したいと思っているのかどうか」を見極める必要があるということでした。
そもそも、人が美容室に行く目的は、髪の毛を切るため。「今日はこんな髪型にしてください」と伝えた時点で、コミュニケーションの目標は1つ達成していると坂口さんは話します。
ここで蓮見は「(無言の状態が続いて)気まずい雰囲気になりたくないっていうのがあるんじゃないですかね?」と発言。すると、坂口さんは、周囲のお客さんが楽しそうに美容師さんと会話をしているのを見て、自分も“会話をしないといけない”と思ってしまっているのでは? と、一旦自分に問いかけることを勧めます。
◆「本当にいいと思うこと」を見つける
坂口さんが人とコミュニケーションを取るうえで心がけていることは何なのかを聞くと、「私がやっているのは、“他者肯定プレイ”」との答えが返ってきました。
相手のいいところ、素敵なところを見つけることが「他者肯定プレイ」だそうですが、坂口さんは「ここでもう1個ハードルがあるのが、本当に自分がいいと思っていることしか言わない」と付け加えます。
つまり、パッと見て気づくような小さなことではなく、本当にいいと思えるところを見つけられるまで観察することが大切だと話し、「そこで人を見る目が養われる」と語ります。
「例えば、髪を切っている美容師さんを見るじゃないですか。すごい集中して見ていたら、指にライオンのリングが……」と切り出した坂口さんに、蓮見は「ダメっしょ、美容師がライオンのリングをしていたら! めっちゃ髪引っかかりますよ!」とツッコミ。
「でもさ、それでも(リングを)していたら、きっと何か意味があるんだよ」と持論を展開する坂口さん。その熱量に蓮見も「でも、褒めることから会話に入っていくのは絶対にいいですよね」と納得した様子でした。
番組名:日曜大学 supported by 日本大学
放送日時:毎週日曜 13:30~13:55
パーソナリティ:蓮見翔(ダウ90000)
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/nichiyo_daigaku/
番組公式X:@nichdai_jfn
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