今回の配信では、「職場での早口」に関する相談に、茂木が脳科学的な視点と改善のための具体的なトレーニング方法をアドバイスしました。
パーソナリティの茂木健一郎
<リスナーからの質問>
私は自分では意識していないのですが、どうやら話すスピードが速いようで、職場では「きつく聞こえる」と言われてしまうことがあります。決してそんなつもりはないのですが、意識していてもつい早口になってしまい、悩んでいます。脳の働きの面から見て、早口を改善したり、話し方を穏やかにしたりする方法があれば、ぜひ教えていただきたいです。
<茂木の回答>
仲間ですね。僕もついつい早口になってしまうことがあるのですが、脳科学の立場から言うと、早口な人というのは、大体「伝えたいことがたくさんある方」なのです。
言いたいことがたくさんあり、限られた時間のなかで効率よく伝えようとする。いわゆる「コスパ」や「タイパ(タイムパフォーマンス)」を重視した結果として早口になるのですが、実はここには落とし穴があります。伝えたいことが多すぎて早口になると、残念ながら相手にはほとんど伝わっていないのです。
我々が他人の話を聞いているときを振り返ってみると、内容のほとんどは記憶に残っていません。結局、心に残るのは「ふとした一言」や「一番重要なポイント」だけだったりします。つまり、たくさん話そうとして早口になるのは、結果としてコスパもタイパも良くないということなのです。
では、どうすれば改善できるのでしょうか。ポイントは「言いたいことを絞る」という意識です。
例えば、100伝えたいことがあるとしても、あえてそのうちの10に絞って伝えようとしてみてください。そうすると、自然と言葉の選び方が慎重になります。人間というのは不思議なもので、相手が10のことを話していても、「10しかないから10を言っている」のか、「後ろに100あるなかから10に絞っている」のかは、言葉の迫力や印象の強さとして伝わるものなのです。
また、日本古来の「俳句」や「短歌」を参考にしてみるのもいいかもしれません。松尾芭蕉も、本当はもっと言いたいことがあったはずですが、五・七・五に絞ることでより強い余韻を残しました。短い言葉で凝縮して伝える練習として、俳句や短歌を嗜んでみるのも、早口改善のトレーニングになるはずです。
さらに、話すときは「相手との共同作業」であることを意識してみてください。相手の表情や、例えば「まばたき」を観察しながら、「どれくらい集中して聞いてくれているかな?」と確認しつつ、リズムを合わせていくのです。呼吸法も含めて相手に合わせていくことで、より穏やかで良い印象を相手に与えることができます。
もともと「伝えたいことがたくさんある」というのは、とても素敵なことです。
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音声版「茂木健一郎のポジティブ脳教室」
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<番組情報>
番組名:茂木健一郎のポジティブ脳教室
配信日時:毎週土曜 22:30配信(予定)
パーソナリティ:茂木健一郎
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/dreamheart/
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