アーティストの「こっちのけんと」がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「G-SHOCK presents THE MOMENT」(毎週金曜17:00~17:25)。さまざまなゲストをお迎えし、生まれてからこれまでの時間のなかで、人の心に刻まれている「人生が変わった瞬間」=“MOMENT(モーメント)”を探ります。

今回の放送では、5人組バンド・Aqua Timez(アクア タイムズ)のボーカル・太志(ふとし)さんがゲストに登場。大学時代に一転して孤独な曲作りを開始した2000年頃のエピソードなどを伺いました。

Aqua Timez太志「大学生活が充実しなかったので…」孤...の画像はこちら >>

Aqua Timez・太志さん、こっちのけんと


2003年に結成されたバンド・Aqua Timezのボーカルを務める太志さん。「決意の朝に」「虹」など数々のヒット曲を世に送り出し、2018年にバンド解散。その後、2025年8月24日のデビュー20周年で再結成し、2025年末まで期間限定で精力的に活動しています。

――――この番組では、ゲストの方の人生が変わった瞬間“モーメント”を伺っていきます。太志さんの1つ目のモーメントは「1995年頃、山田かまちの本を読んだ」、2つ目のモーメントは「1995年、ノートの落書き」、3つ目のモーメントは「1998年頃、インディーズ」でした。

こっちのけんと:続いて太志さんの人生4つ目のモーメントは。

太志:「2000年頃、曲作り開始」です。

こっちのけんと:おお。これはもう20歳頃ですかね?

太志:そうですね。

こっちのけんと:ここでついに。


太志:大学生になっていて。で、大学生活が充実しなかったんですよ、僕。

こっちのけんと:そうなんですか。

太志:もし充実してたら、そのまま勉強して卒業してたかもなとは思いますね。

こっちのけんと:就職したりとか。

太志:あまり友達もできず、1人で家でいる時間が多かったゆえに鍵盤を買ってみたり。あの光る鍵盤。

こっちのけんと:指のとこが光る練習しやすいやつだ!

太志:とにかくできるだけ安いものを選んで。あとMTR(マルチトラック・レコーダー:多重録音機)って機械を買ったんですよ。8トラックぐらいしかない。しかもアナログで。箱みたいになっていて。
フェーダー(※オーディオ機器・ミキサーなどの音量や出力レベルを調節・設定するためのつまみ)ってあるじゃないですか?

こっちのけんと:PA(音響)さんとかがやるような。

太志:あれが8つ。

こっちのけんと:8つだけ?

太志:8つでも多いほう。しかも記録媒体っていうのかな、確かZIP(ジップ)とかいう、フロッピーとも違うやつで。それだけで2,000円ぐらいするんですよ。

こっちのけんと:え? 高っ!

太志:それで50~60分(ぐらいしか録音できない)。

こっちのけんと:すごい……。

太志:すごい考え方でしょ、なんか。今のDTM(デスクトップミュージックの略。パソコンやスマートフォンを使って行う音楽制作の総称)とはまた違う。

こっちのけんと:そういうので曲を作ってたんですね。今ではパソコンで全部できるじゃないですか。


太志:そう。だから、すごいなって。

番組では他にも、「インディーズブーム」に熱中した学生時代について語る場面もありました。

<番組概要>
番組名:G-SHOCK presents THE MOMENT
放送日時:毎週金曜 17:00~17:25
パーソナリティ:こっちのけんと
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/moment/
番組公式X:@TFM_THEMOMENT
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