(左から)マンボウやしろ本部長、桜井和寿さん、浜崎美保秘書
◆「産声」のメロディーが生まれた瞬間
やしろ:アルバムの表題にもなっております「産声」。この楽曲は、どのように生まれたのでしょうか?
桜井:アルバムのなかに「ウスバカゲロウ」という楽曲があって。
やしろ:はい、4曲目ですね。
桜井:そのAメロを「もっといいメロディーがあるかもしれない、どんなAメロがいいかな……」って考えていたら、今の「産声」のAメロが出てきたんです。ただ、これを「ウスバカゲロウ」にドッキングしたときに、「うーん、これもいいけど何か違うな」と思って。だったら、この生まれたAメロから最後まで作ろうと思ってやってみたら、今のメロディーが浮かんできて。
やしろ:歌詞はその後ですか?
桜井:そうですね。同時に、田原(健一)からも「このアルバムを象徴するような曲が欲しいよね」とは言われていて。別の日に、また同じく田原から「今の時代に生きている人たちに、今の桜井がメッセージを送るとしたら、どんなことだろうね?」みたいなことをボソッと言われて。
それをしばらく考えて、思いを巡らせて、メロディーを頭のなかで何度も反復させながら、その思いを考えていたときに、メロディーに思いが引っかかるというか、言葉が引っかかってくることがあって。それが、今のサビの「瞬く間に過ぎる時の中で 産まれては消えてく命のリレー」というフレーズです。
◆情報社会のなかで失われていくもの
やしろ:今の時代……いつだって“不思議な時代”と言えると思うんですけど、情報がとにかく無限に押し寄せてきて。でも、多くの方は胸の真ん中が少し欠けてきているというか、なくなってきているような気がしているんですけど、いかがですか?
桜井:情報がいっぱいあるじゃないですか。で、いろんな情報を知れば知るほど希望を持てなくなるというか。目隠しをされて生きるほうが、ひょっとしたら目隠しの先に明るい希望があるかもしれないって……それは勘違いかもしれないけど、目隠しされている方が希望を持てる。だけど今は、たくさんの情報が入ってきちゃうから、全部が見えている気がしますよね。それによって「自分が進んだ道は、進んだとてあそこまでか」って感じてしまうのが今じゃないかなっていう気がします。
やしろ:そういう何か違和感を覚えて生きている方々に向けた曲といいますか。
桜井:まあ……そこに向けてというより、自分を納得させるために書いている歌詞っていうふうにも言えますね。
<番組概要>
番組名:Skyrocket Company
放送日時:毎週月曜~木曜17:00~20:00
パーソナリティ:本部長・マンボウやしろ、秘書・浜崎美保
番組サイト:https://www.tfm.co.jp/sky/
番組公式X: @Skyrocket_Co
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