プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「ACN presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」(毎週土曜 15:00~15:25)。8月30日(土)、9月6日(土)の放送ゲストは、元AKB48の柏木由紀(かしわぎ・ゆき)さんです。
この記事では、9月6日の模様をお届けします。

柏木由紀 AKB48歴17年、32歳で区切りをつけた理由と“...の画像はこちら >>

柏木由紀さん(右)とパーソナリティの丸山茂樹



◆AKB48での活動17年は「ずっと楽しかった」

丸山:柏木さんは、2007年にAKB48のメンバーとしてデビューされて。

柏木:16歳のときでしたね。

丸山:AKB48での思い出は、どうだったんですか? 自分では素晴らしい思い出なのか、苦しかったってほうが強いのか。

柏木:私は17年いたんですけど、ずっと楽しかったですね。

丸山:だって、最後の最後までいましたもんね(笑)。

柏木:一番長くいたので(苦笑)。

丸山:(AKB48を卒業したメンバーは)結構、ご結婚されてる人ばかりですよね?

柏木:そうですね。(グループ在籍時に)卒業も、先輩はもちろんですけど、後輩もかなり見送ったので。先にどんどんやめていくけど、たぶんやめなかったのは、楽しかったから。みんな“女優になりたい!”とか、グループを卒業してからやりたいことをやるというか。私は元々アイドルが好きでアイドルになりたくてAKB48に入ったので、いることが一番の夢というか。


丸山:でも、「(アイドルになるために)東京に行く!」って親御さんがよくオーケーしてくれたね。

柏木:母がすごくアイドルが好きで、応援してくれてて。母の後押しもあって、父には内緒で(オーディションを)受けて(笑)。だから、父にはほぼ事後報告みたいな。

丸山:なるほどね。

柏木:「明日、実は最終オーディションがあって、これに受かったらアイドルになるっぽい」ってふわっと言って(笑)。(オーディションに合格して)父は逆単身赴任みたいな感じで鹿児島に残して、母と一緒に上京してきて。

丸山:あっ、そうなんだ! 強い味方が一緒についてきてくれたんですね。

柏木:そうなんですよ。10年ぐらい、こっち(東京)にいてくれたので。

丸山:それで、事後報告になってテレビに出られるようになったときは、どちらかというと喜んで観ていただけたんですか?

柏木:そうですね。ただ、私がAKB48に入ったとき、本当にまだグループのことが知られてなくてテレビとか全然出てなかったので、入ってから4年ぐらいは、たぶんまったく確認できてなかったと思います。


丸山:確かに、AKB48は最初からスーパーアイドルみたいな感じじゃなくて、積み重ねですもんね。

柏木:そうなんですよ、結構秋葉原で(ライブばかりの日々が続いて)。なので、結構時間は経ちましたけど、テレビに出られるようになってからはすごく応援してくれて。

丸山:だって、すぐにメジャーになりましたもんね。

柏木:でも、最初の3~4年(のときの記憶)がやっぱり未だに残ってますね。下積みの頃の。劇場が250人キャパなんですけど、私が出てたときも本当30人ぐらいしかいなくてガラガラで。

◆動けなくなるまでアイドル活動をやりたい

丸山:(AKB48としての活動を)17年間やって、最後に自分のアイドル生活の歴史に区切りを打とうと思った一番のポイントは何だったんですか?

柏木:何個かあったんですけど、まず年齢と体力が一番でした。

丸山:自分では、(デビューした)当初何歳までやるつもりだったの?

柏木:最初は本当に高校の3年間でやめようと思ってたんです。

丸山:ほかになりたいものがあったとか?

柏木:いや、AKB48がテレビに出られるようなアイドルになるって1ミリも思ってなかったので。秋葉原に劇場があって、そこで毎日ライブをやる。それがやりたかったので、3年ぐらいやったら満足するだろう……みたいな感じで母と出てきて。


丸山:それが東京ドームを満員にするようになるとは。

柏木:高校3年生のときに急に忙しくなって。総選挙(AKB48シングル選抜総選挙)が始まったりしたのが大体そのぐらいで、もうやめるっていう選択肢や考える暇がなくなって。

丸山:そうだったんですね。

柏木:でも、そこからは何となく“30歳までは”って25歳ぐらいのときも思いましたし、その頃、ほかにもやめる子もいて、“さすがに30歳までかな”という気もあったんですけど、プロデューサーの秋元康さんが「とりあえず30歳までいたら?」と言ってくださって。確かに、めちゃくちゃやめたい理由もないなと思って、27歳のときに「とりあえず30歳までいます!」みたいな発表をしたんです。

丸山:うん。

柏木:30歳のときに1度区切りをつけて……でも、何だかんだタイミングを逃して30歳も超え、31歳、32歳……となってしまい(笑)、“32歳ぐらいで”みたいな。

丸山:なるほどね。じゃあ、もしかしたらまだいようと思ったらいれたんですね。

柏木:そうですね。嫌なことは本当にひとつもなかったです。


丸山:素晴らしい! ということは、引き際もすごくサラッといい感じでした?

柏木:自分のなかでは“やり切った”っていうのはありましたね。本当に“もうやり残したことはないな”(という気持ち)もありましたね、最後は。

丸山:かっこいい! いい思い出しかないってことですね。

柏木:はい、本当にそうです。(AKB48を卒業して)第二の人生を歩み出したところです。

丸山:それでは最後に、目標を聞かせていただければと。

柏木:やっぱり本当にアイドル好きなので、今も(ソロとして)アイドルの活動をちょっとはやってるので、動けなくなるまでアイドル活動をやりたいっていう大きい目標があって(笑)。なるべく長く、やれる環境ならやりたいですね。

次回9月13日(土)のゲストは、スキーノルディック複合元日本代表でスポーツコメンテーターの荻原次晴(おぎわら・つぎはる)さんです。

「AuDee(オーディー)」では、時間の都合上カットしたトーク部分も盛り込んだ「ディレクターズカット版」がアップされています。音声は「AuDee(オーディー)」アプリで聴くことができますので、ぜひそちらもチェックしてください。


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<番組概要>
番組名:ACN presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 15:00~15:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/
番組公式X:@Moving_TFM
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