新サービス『AR Story Planner』
「ネットを見ていると広告ばかり出てきて、少し疲れてしまう……」そんな風に感じることは、ありませんか?
今、広告の世界では、ネットの枠を飛び出して「ゲームの中に自然に広告を溶け込ませる(インゲーム広告)」といった、新しい手法が注目を集めています。つまり、「見せられる広告」から「楽しむ広告」へと時代がシフトしているのです。
そんな最先端の波が、私たちの日常の“街歩き”にも広がりを見せています。それが、ジグノシステムジャパン株式会社が提供を開始した新サービス『AR Story Planner(エーアールストーリープランナー)』です。単なるデジタル技術の提供にとどまらないというその裏側を探るべく、TOKYO FM+編集部が開発現場を取材しました。
◆「1回やって終わり」じゃもったいない! ARのイメージをガラリと変えたい
編集部:最近、観光地でスマホをかざすとキャラクターが登場する「AR(Augmented Reality/拡張現実)」をよく見かけます。ただ、正直なところ「へぇ~、すごいね!」で終わってしまうことも多い気がするのですが……。
担当者:率直なご感想をありがとうございます(笑)。実はそこが、私たちが一番解決したかったポイントなんです。せっかく現地に足を運んでいただいたのに、コンテンツを「ただ置くだけ」では、街の本当の魅力は伝わりません。それでは一時のブームで終わってしまいますよね。
編集部:確かに。
担当者:そうなんです。自治体や事業者の皆様からも「なかなか実際の集客や回遊につながらない」という悩みをたくさんお聞きしました。 そこで、単なる技術提供ではなく、「どんなストーリーがあれば、もっと街を歩きたくなるか?」という企画から一緒に作り上げるパッケージとして、このサービスを立ち上げました。
◆「点」ではなく「線」で描く… “散歩”が“物語”に変わる瞬間
編集部:「ストーリー」を重視するというのは、具体的にどういうことでしょうか?
担当者:私たちはAR体験を「その場限りの“点”」ではなく、お出かけ全体の「ストーリー(線)」として考えています。
●行く前からワクワク!(期待感を高める事前のプロモーション)
●スマホ操作で迷わせない!(誰でも使いやすい設計)
●「来てよかった」を形に!(デジタル特典やプレゼント)
●誰かに教えたくなる!(SNSでの広がり)
この一連の流れをデザインすることで、従来のスタンプラリーが「忘れられない冒険」へと変わるのです。
編集部:なるほど! それなら、家族や友人と一緒に盛り上がれそうですね。「次はあっちに行ってみようか」といった会話も弾みそうですし、思い出にも残りやすいですね。
◆地域おこしの救世主に? アイデア次第で広がる活用シーン
編集部:このサービスは、どのような場所で活躍しそうですか?
担当者:すでに多方面からお問合せをいただいています。
●自治体・観光協会: 歴史や名所を巡る「新しい観光」に
●商店街:隠れた名店をハシゴするきっかけに
●商業施設: お買い物ついでに楽しめる館内イベントに
「低コスト・短納期」で導入できるので、地域の小さなお祭りなどでも使いやすいのが自慢です。
◆ARは「人と場所をつなぐ架け橋」
編集部:最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。
担当者:ARは決して難しいものではありません。
【編集後記】
お話を伺って、デジタル技術も使い道次第で、こんなに温かいものになるんだと感動しました。「広告」が「遊び」に変わる―― そんな新しい体験が、私たちのすぐそばの街で始まる日は、もうすぐそこまで来ているのだと感じました。
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