11月30日(日)の放送は「村上RADIO~口笛吹きがんばる~」をオンエア。
この記事では、前半2曲について語ったパートを紹介します。
「村上RADIO」
こんばんは、村上春樹です。村上RADIO、11月もそろそろ終わろうとしています。なんのかんの言いながら、秋もそろそろ終わろうとしています。いかがお過ごしでしょうか? 鍋焼きうどんが美味しい季節がまた巡ってきました。さて、今日の特集は温かい鍋焼きうどん……、じゃなくて、口笛入りの曲です。うちにある口笛入りの曲をせっせと集めてみました。けっこう数があります。どうして口笛入りの曲なのか? うーん、とくにこれという理由はありません。あるときふと思いついただけです。
<オープニング曲>
Donald Fagen「Madison Time」
僕がまだ大学生で、三鷹の草深い田舎のアパートに凶暴な雄猫(おすねこ)と2人で暮らしていた頃、夜のだいたい同じ時刻に、必ず口笛を吹きながらうちの前を通りかかる男の人がいました。姿は見たことがないんですが、その口笛がなにしろやたらうまいんです。音色(おんしょく)も鮮やかで、音程もしっかりしている。で、最初のうちは感心して聴いていたのですが、毎日のようにそれが続くとだんだんうっとうしくなってきました。口笛って、なんかそういうところがありますよね。最初は「うまいなあ」と感心するんだけど、だんだん「うるせえなあ」とか思うようになります。どうしてだろう?
でも今日おかけする口笛入りの曲は、どれもきっとすんなり楽しんでいただけると思います。腕によりをかけて選曲しました。鍋焼きうどんでも食べながらほっこり聴きたいものです。
*
◆Billy Joel「The Stranger」
口笛入りの曲と言えば、否応(いやおう)なくっていうか、何はともあれっていうか、弱ったなあというか……、まずこれが頭に浮かんできますね。ビリー・ジョエルが歌う「The Stranger」。
哀愁の口笛イントロが、がつんと印象的です。でも途中からがらっとアップテンポのロック・ミュージックに転換します。そしてまた最後に口笛入りの哀愁のアウトロ。構成が凝っています。一筋縄(ひとすじなわ)ではいかない。ちなみに僕とジョエルさんは同じ年の生まれです。僕の方が4ヵ月ほど年上ですが。
◆Pat Boone「Love Letters In The Sand」
次はがらりと変わってパット・ブーンです。彼の1957年のヒット・ソング、「砂に書いたラブレター」。全米ヒット・チャートの首位に五週間も留まっていました。すごいですね。
パット・ブーンは僕が10代の始めの頃は、ずいぶん人気がありました。エルヴィス・プレスリーと人気を分け合っていたくらいです。ちょい悪のティーンエイジャーたちはエルヴィス方向に流れ、よい子のティーンエイジャーたちはパット・ブーン方向に流れていたんです。僕はもちろんエルヴィス派だったけど、それでもこの曲なんか、なかなかグッドな出来ですよね。よい子になった雰囲気で聴いてください。パット・ブーン「砂に書いたラブレター」、Love Letters In The Sand。
<番組概要>
番組名:村上RADIO~口笛吹きがんばる~
放送日時:11月30日(日)19:00~19:55
パーソナリティ:村上春樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/murakamiradio/
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