8月26日(火)の放送では、進路に迷う高校生の生徒(リスナー)と直接電話をつなぎ、石原がお悩み相談に乗りました。
パーソナリティの石原慎也(Saucy Dog)
石原:生徒のみんなの「普通」を受け止める「SaucyLOCKS!」のメイン授業「普通にしんどい」! 今ちょっと「しんどいなぁ」と思っている生徒と話をしていきます!
<リスナーからのメッセージ>
高校3年生です。私は進学ではなく就職する予定なのですが、今日見学に行った会社があまりピンと来なくて、でもだからといって他に就職したいところがあるわけでもなく、途方にくれています。芸能関係のお仕事に進みたい気持ちもあるけれど不安だし、先生や親にも言いづらいです。どうすれば後悔しない人生を歩めますか?(18歳)
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石原:まあね、ピンと来ないんだったら、入っても後悔しそうだし。では、お話していきましょう。
――ここでリスナーに電話をつなぐ
石原:もしもし!
リスナー:もしもし、はじめまして! よろしくお願いします。
石原:就職が近づいているんだね?
リスナー:そうですね、高3なんで。
石原:ちなみに、今回見学に行ったのはどんなジャンルの会社なんだ?
リスナー:大型スーパーに見学に行ったんですけど、正直、前からその会社に行きたくて見学に行ったわけじゃなくって。私、スーパーでアルバイトしてるので、日常と変わらないと言いますか。「今後そこに就職して楽しいのかな?」って思うところがありました。
石原:今、アルバイトしているスーパー?
リスナー:そこのスーパーではないんですけど、仕事内容は被っちゃうところがあるかもしれないみたいな感じです。
石原:なるほどな~。
リスナー:就職の届け出みたいなのを学校に出さなくちゃいけないのが、今月末までです。見学に行ったスーパーに就職するとなったら、来月の16日に集団面接があって、合否がその1週間後くらいにわかるって感じでした。
石原:なるほど、もうすぐだ。
リスナー:そうなんですよ、めっちゃすぐなんですよね。
石原:でもね、俺、曲とか書いてても思うんだけど。締め切りを決められてて、それ以内にやらないといけないってなるじゃない。普通、仕事はそうやってその締め切りを守らないといけないから、ガーって頑張って書くんだけど。やっぱり出し終わった後に、「こうしとけばよかったな」っていう曲も0じゃないの。だから締め切りをつけられててさ、就職の期限みたいな、自分の進路じゃん。自分の人生の時間を狭められてるのは、ちょっと苦しいかなっていうところもあるよね。
ちなみにさ、一時期フリーターとかをやって、ちゃんとゆっくり自分を見つめる時間とかって、そういうのはあんまり考えてないの? 今のスーパーで、アルバイトでも良いから続けて、一時期フリーターして、ちゃんとやりたいこと見つけたりとかする時間っていうか。
リスナー:私は、「就職しないと!」みたいな感じで焦ってたんですけど。
石原:そうね、優しいお母さん! 多分経験してるからね……経験してるっていうか、人生的には先輩なわけじゃん、お母さん。やっぱり、ちゃんと自分で考える時間ってのはあっても良いのかなって多分思ってるんだろうね。
俺の親父の受け売りになっちゃうんだけど、俺がずっと心に留めてる言葉があって、「死ぬときに後悔しないような生き方、人生をしてくれさえすれば良い」って言ってくれてて。そうだよな、自分が死ぬとき後悔する人生って。でもそれも全部自分が作ってるかみたいな。だから、一時期フリーターでも、興味が湧いたりすることを探すじゃないけど、その探すことだけ怠らないでいてくれさえすれば、逆にちゃんと時間をもらえる分、自分の人生作れそうな気はするけどね。
リスナー:そうですね。
石原:ちなみに、芸能関係の仕事にも興味あったりって、どんな?
リスナー:前にママが、ちょっとモデルっていうか、雑誌に出てたりしたこともあって。小さい頃から少しモデルに興味あって、周りから勧められたりしたこともあって。でも、自分には正直現実味ないなってのもあって。
石原:なるほどな。でもね、アイドルの人たちとかもね、自分が知らない間に親が応募してて、みたいなのもあるじゃん。やってみて、受かったらそれでちょっとやってみると。なんていうの? 出してみて、応募なのかわかんないけど、それでも良い気もするけどね。
リスナー:挑戦してみてからでも、正直、最初に考えてたスーパーの就職とかはできるところがあるからなっていうのも自分で思ってます。
石原:もちろんスーパーも素敵な仕事だと思うし、でも、ピンと来ないのであれば。で、芸能関係のほうがピンとくるんだったら、1回そっちやってみて、それで落ちたり厳しかったら……。もちろん、一筋縄じゃいかないと思うから、それで、「ちょっと怖いな」とか「無理だったな」とかなったら、スーパーにもう一度就職しても良いと思うけどね。
リスナー:はい、それも考えてます。
石原:今は、何がしんどい?
リスナー:今しんどいのは……正直、これからじゃないですか、人生は。
石原:そうね、18だよ。
リスナー:まだ何十年ってあるから、その人生を決めるのが、正直(しんどいです)。就職の届け出を出すのも、もう1週間とか2週間で決めなきゃいけないから、短期間で今後の自分を決めるっていうのが、苦しいというか、悩みです。
石原:そしたら、親御さんも理解してくれるんだったら、ちょっと時間をもらって、全然、卒業してから決めても遅くないと思うし、俺はね。だから、ゆっくり、ほんとに後悔しない選択肢をなんか見つけれると思う。
リスナー:そうですね、見つけたいです。
石原:でも、やっぱ焦っちゃう気持ちはあるもんね。
リスナー:はい、けっこう焦ってます。
石原:でもあれだよ、俺は音楽やりたかったから。卒業するときに、全部、自分がやりたいことだったから、奨学金とか全額のやつを借りて、全部自分で払ってたし、それぐらいやりたいって思えることがもしかしたらどっかで見つかるかもしんないから。例えば「声優やってみたいから声優学校に行く、そのお金も全部自分で出すから」って言えるぐらいワクワクするものをちゃんと見つけられるかもしれないから、ちゃんと時間があれば。急いで決めないほうが良いと思う、逆に。
リスナー:逆に、ゆっくり。
石原:逆に、ゆっくり。焦っても良いことはない。
リスナー:そうですよね。
石原:そう思いました。だから、自分を見つめる時間をちゃんと作ってあげてほしいなって思いました。
リスナー:はい、わかりました。
<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:こもり校長(小森隼・GENERATIONS from EXILE TRIBE)、アンジー教頭(アンジェリーナ1/3・Gacharic Spin)
放送日時:月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/lock/
番組公式X:@sol_info