フリーアナウンサーの住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイドラジオ番組「Blue Ocean」(毎週月曜~金曜 9:00~11:00)。毎週金曜日に放送しているコーナー「沢井製薬 presents オトナのなんでも相談室」では、リスナーから届いたお悩みを、Blue Oceanリスナーのみんなで考えていきます。

3月20日(金)の放送は、「実家の片付け問題」についての相談を紹介しました。

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※写真はイメージです



<リスナーの相談>
実家の家の中が物で溢れて、足の踏み場もないほどです。母は何でも捨てられない人で、同居している姉も片付けや掃除が大の苦手。私が綺麗にしに行こうとすると嫌がって、全く片付けに気持ちが傾きません。このままいくとゴミ屋敷になりそうで、とても気持ちが悪いのです。
「片付ける、片付ける」と口では言っていますが、もう数年以上が経過しています。同じようにお困りだった方で、実際に綺麗にできた経験がある方から、ぜひアドバイスをいただきたいです。(50代 女性)



この相談を受け、パーソナリティの住吉は「実家じまいに向けて片付けている方も含め、最近本当に多くの方が悩んでいそうなテーマですね」と共感。「自分が住んでいない実家の片付けは本当に難しい。やはり住んでいる本人が、行動は起こせなくても、まずは気持ちの上でその気にならないとなかなか進みませんよね」と分析します。

住吉は1つのアイデアとして、「『この家を綺麗にできるのは、お母さんしかいない!』といった具合に、誰か影響力のある人の前で褒めて、やる気を引き出す交渉術もアリかもしれません」と提案。一方で、「人の気持ちを変えて行動してもらうのは、とっても難しいこと。
ぜひ経験者の方のアドバイスを伺いましょう」とリスナーへ呼びかけました。

実家がゴミ屋敷になりそう…捨てられない親を動かすには? 悩む相談者に経験者たちからのアドバイス続々

パーソナリティの住吉美紀



――今回の相談に対して、番組にはリスナーから具体的な体験談やアドバイスが多数寄せられました。
まずは、片付けられない当事者の心理から「アハ体験(ひらめき)」の重要性を説くアドバイスです。

◆一度「床に何もない状態」を体感してもらう
私は「床置き民」でしたが、エアコン修理のために渋々床の物を全て押し入れにしまった時、その夜なぜかぐっすり眠れたのです。翌日、物を床に戻すとまた深く眠れなくなりました。そこで初めて「床に物を置くのは身体に良くないんだ」と気がつき、断捨離できるようになりました。お母様も、一度全て押し入れに入れてみるなどして「スッキリした状態の快適さ」を体験すると、きっかけになるかもしれません。(東京都 34歳 女性)

◆逆転の発想!「新しい家具」で空間を上書きする
88歳の母も「思い出の品」を捨てられない性格でしたが、足が悪くなり転倒が心配でした。そこで「片付けなさい」と言う代わりに、足を伸ばせる大きなソファをプレゼントしたんです。すると母が「楽ちんだわ」と喜び、ソファを置くために邪魔だった大きなテーブルや食器棚を自ら処分し始めました。カーテンを新調するなど、先に「綺麗なもの」を取り入れると、古い物を片付ける意欲が湧くようです。(埼玉県 60歳 男性)

――続いては、長年住み続けた親のプライドや感情を尊重する大切さについてのメッセージです。


◆「ゴミ」ではなく「財産」として扱う
父が亡くなり一人暮らしになった94歳の母の家があまりに汚く、勝手に片付け始めたら「あんたにはゴミだろうけど、私には全部財産なのよ!」と怒鳴られハッとしました。苦労して家を守ってきた母には、物一つひとつに思い入れがあったのです。それ以来、片付けは諦めて母の気持ちに寄り添うことにしました。本人の気持ちを尊重できて良かったと、今は思っています。(東京都 69歳 女性)

◆「片付けて」を「心配なの」に言い換える
「片付けて!」と命令するのではなく、「怪我をしないか心配」「火事が怖い」と、相手を想う気持ちとして伝えてみてはどうでしょう。また、無理に家族だけでやろうとせず、一度お掃除のプロ(業者)にお願いして、プロの手で綺麗になった「過ごしやすさ」を体感してもらうのもオススメです。数ヶ月に一度プロを頼る仕組みにすれば、角も立ちません。(千葉県 47歳 男性)

――最後に、今日からでも始められる具体的なテクニックを紹介します。

◆思い出話をしながら「一緒に」仕分ける
父に「お前が来るとブルドーザーみたいにやられる」と警戒されていた私が行き着いたのは、一緒に探し物をすることでした。「あれ、どこにしまったっけ?」と話を振り、思い出話をしながら自然に分別。ゴミは私が自宅に持ち帰って処分するようにしました。徐々に変化を受け入れてもらうのが良いみたいです。
(神奈川県 50歳 女性)

◆究極の低ハードル「1日1捨て」
「1日に何か1つ、ティッシュのゴミでもいいから捨てる」というルールを決めるのが有効です。私の彼氏も床が見えないほど部屋が汚かったのですが、一緒に「1日1捨て」を始めたら、1つ捨てると他にも捨てたくなるようで、今では「綺麗な方が心地いい」と言うまでになりました。少しずつ着実に綺麗になりますよ。(神奈川県 23歳 女性)

◆「人を呼ぶ機会」を強制的に作る
お年を召した親御さんにとって、納得感のない片付けは意味がありません。人に会う機会が少ないと散らかりがちになるので、「今度親戚や友人を連れてくるよ」と、人を呼ぶ機会をあえて作るのも、重い腰を上げる良いきっかけになるはずです。(千葉県 58歳 男性)

ーー放送を通じ、実家の片付けは単なる「作業」ではなく、親の人生や感情に向き合う「対話」であることが浮き彫りになりました。まずは小さな一歩から、お母様の心に寄り添ってみるのが良いかもしれません。

<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時:毎週月曜~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト: http://www.tfm.co.jp/bo/
番組公式X:@BlueOceanTFM
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