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佐原:近年、職場や日常生活において、メンタルヘルスの不調を訴える人が増加しています。厚生労働省の令和5年労働安全衛生調査によると、過去1年間で、メンタルヘルスの不調により連続1ヵ月以上休業した労働者がいた事業所の割合は、5年で約1.5倍に増加しているデータもあり、大きな社会的課題となっています。そこで今回は、大阪商工会議所が実施する「メンタルヘルス・マネジメント検定試験」を紹介します。
◆受験申込者数“累計70万人”を突破!
「メンタルヘルス・マネジメント検定試験」は、働く人たちの心の不調の未然防止と、活力ある職場づくりを目指すもので、職場内での役割に応じて必要なメンタルヘルスケアに関する知識や対処方法を習得する検定試験です。職位・職種別に3つのコースを設定しています。
1つ目はⅢ種の「セルフケアコース」で、一般社員の方を対象に自身のストレスの状況を把握して不調に早期に気づき、自らケアすることを目指しています。2つ目はⅡ種の「ラインケアコース」です。管理職の方を対象に、部下がメンタルヘルス不調に陥らないように配慮し、不調が見受けられた場合でも、適切に対応することを目標にします。3つ目はⅠ種の「マスターコース」。人事担当者や経営幹部の方を対象に、メンタルヘルスに関する会社としての方針や人事戦略の策定、必要な知識の習得を目指します。

「メンタルヘルス・マネジメント検定試験」公式テキスト
健康経営優良法人に選定されている企業のなかには、従業員に検定試験の受験を奨励しているケースもあり、2024年度の受験申込者は過去最高の5万7千人超を記録。
そして、第39回公開試験が2025年11月2日(日)に全国15都市でおこなわれます。また、企業・団体ごとに日時や場所を指定して試験を実施する「団体特別試験」も随時受付中です。詳しくはWebサイトをご確認ください。
<番組概要>
番組名:ビズスタ THE REAL WELLNESS
パーソナリティ:佐原雅之(ビズスタ編集長)
放送日時:毎週土曜7:25~7:30
番組サイト:https://audee.jp/program/show/58664