スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
8月31日(日)の放送では、リスナーから寄せられた相談に江原がアドバイスを送りました。

「人は何か理由があって『記憶』を消されて生まれてくるのですか...の画像はこちら >>

江原啓之



<リスナーからの相談>
人はみな、生まれてくる前は魂のふるさとにいて、少しでも神様のオーラに近付こうと、その透明度を少しでも上げるために生まれてくるなら、どうしてこの世には神様の存在を信じていない人がこんなにたくさんいるのですか? 何か理由があって、記憶を消されて生まれてくるのですか?

神様を信じていなくても心の綺麗な人はたくさんいるし、信じていても正しく生きられない人もたくさんいるので、信仰が全てではありませんが、神様の存在を意識することは、自分を振り返るキッカケにはなると思います。

それでも神様の存在を忘れて生まれてくる人は、それも自分で決めて生まれてきているのですか?

<江原からの回答>
「人は神様のオーラに近づこうとする」と解説されているような本などをお読みになったのでしょうか。私の考えだと、人はもっと崇高な神になるために生まれてきているのですよ。神様とは特定の人物などを指すのではなく、神というエナジーを指します。自分も神様なので、自分自身も成長させていくために生きていく……ということです。

「何か理由があって、人は記憶を消されて生まれてくるのですか?」とのことですが、これはその通りです。わざと記憶は消して生まれてきます。そうでないと、経験と感動が得られないからです。「こういうことを経験したい」「感動したい」という、自分自身のカリキュラムを組んで生まれてくるんですよ。感動というのは「感じ動くこと」ですから、喜・怒・哀・楽。それを得たいと思ってみんな生まれてくるんです。だから、みんな忘れているだけ。
わざとそういう風にして生まれてきています。

そして「神様を信じていなくても心の綺麗な人はたくさんいるし、信じていても正しく生きられない人もたくさんいる」。これもその通りですね。神様を信じていても正しく生きられない人は、なぜそうなるのか。それは自分自身のために神を信じているからです。ご利益ばかりを考えているような人はダメです。あの世の存在や神様を信じていなくても心が綺麗な人は、人の気持ちが分かったり、世のため人のために働いていたりする人です。例えば自分が脚を怪我したら、世の中にいる脚が不自由な人の気持ちが分かるようになる。「大変だろうな、手伝いましょうか?」という気持ちが出てくるのです。

たくさんの経験と感動を得ることが、人生の目的なんですよね。ひとりでに優しい人が生まれるわけではありません。優しい人は、たくさんの経験をして、たくさんの傷を得ているのです。
だから、優しくなれる。傷を傷のままにせず、癒して、乗り越えて、喜怒哀楽をたくさん知る人こそが優しいのですよ。

かつては気持ちが分からなかったけれど、今では分かる……ということって、いっぱいあるじゃないですか。昔は簡単にものを言っていたけれど、自分自身がいろいろなことに気づいたら、見方が変わることってありますよね。だから、一番の成長のもとは、経験と感動です。経験と感動を恐れちゃいけません。みんなが優しかったら、自分が幸せになる。自分が優しかったら、人を幸せにできる。みんながそれぞれ成長することが、みんなの幸せのもとなのです。そのことに、もっと深く気づいてくれたら良いなと思います。
「人は何か理由があって『記憶』を消されて生まれてくるのですか?」リスナーからの質問に江原啓之の回答は?

江原啓之、奥迫協子



●江原啓之 今夜の格言
「人は経験と感動を知り、より“愛の人”となるために生まれてきました」


<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子
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