藤木直人、高見侑里がパーソナリティをつとめ、アスリートやスポーツに情熱を注ぐ人たちの挑戦、勝利にかける熱いビートに肉迫するTOKYO FMのラジオ番組「SPORTS BEAT supported by TOYOTA」(毎週土曜 10:00~10:50)。11月8日(土)の放送は、プロ野球解説者の五十嵐亮太(いがらし・りょうた)さんが登場! ここでは、アメリカ・大リーグ(MLB)でワールドシリーズMVPを獲得したロサンゼルス・ドジャース 山本由伸投手の活躍を振り返りました。


五十嵐亮太「“マジ!?”と思いながら見ていました(笑)」“ワ...の画像はこちら >>

(左から)藤木直人、五十嵐亮太さん、高見侑里


◆山本由伸、ワールドシリーズでの活躍を振り返る

藤木:ワールドシリーズで、山本由伸投手は大車輪の活躍を見せましたね!

五十嵐:すごかったですね。MVPになりましたが、山本投手が投げる試合は全部負けられない、というか負けちゃいけない試合でした。

藤木:第2戦で投げたときも、敵地で第1戦を落とし、2連敗してしまったら流れが悪くなるといったなかでの登板でした。

五十嵐:(2連敗すると)チャンピオンになる可能性は一気に下がるんです。そこで完投ですよ!

藤木:その前の(ミルウォーキー)ブリュワーズ戦でも完投勝利していますから2試合連続! 頼もしいにもほどがあるなと(笑)。

五十嵐:しかも、第3戦で延長18回までいったときにも(登板するために)肩を作っているんですよ。

藤木:その様子がカメラに抜かれていましたけど、佐々木朗希投手の“マジ!?”というリアクションが(笑)。

高見:(笑)。

五十嵐:こっちも“マジ!?”と思いながら見ていました(笑)。

五十嵐亮太「“マジ!?”と思いながら見ていました(笑)」“ワールドシリーズMVP”ドジャース・山本由伸の凄さを語る

五十嵐亮太さん


◆“中0日”で第7戦も登板

藤木:(2勝3敗となり)負けられない第6戦で先発しましたが、ここでも試合をつくって素晴らしい投球でした。

五十嵐:第6戦も6回を投げきったわけじゃないですか。そこで勝って、最後の第7戦ですよ。


藤木:ここも、監督の継投策が“それでいいのか”という(笑)。9回にランナーがたまったところで(山本投手に)変えるのかと。そして、いきなりデッドボールを与えて満塁になってしまい、押し出しでも敗戦という状況になりましたよね。

五十嵐:でも、そこで抑え切るというところなんですよね。そして最後(1点勝ち越して迎えた延長11回)、ワンアウト1・3塁で1塁ランナーが帰ってしまうとサヨナラ負けという場面のなか、ダブルプレーで(優勝を)決めましたよね。

藤木:山本由伸投手がインタビューで触れていましたけれども、「プロに入るときから、トレーナーの矢田修さんにずっと見てもらっていて、当初は1試合投げたら10日間ぐらい投げられなかったのが、今はこんなに連投できるようになった。誇りに思う」ということを言っていて、そんなに人って変われるんだと思いました。

五十嵐:矢田さんの話が出たので言いますけれども、第6戦が終わった後、山本投手が会見で「明日は(登板せずに)応援したいです」と言って、笑いをとっていたじゃないですか。

でも、その後に矢田さんが「一応、明日も投げられるような体にはしておきましょう」と言ったそうなんです。だから、矢田さんがそういう発想をしなかったら、もしかしたら(山本投手も最終戦で)投げなかったのかなと思ったりしました。

そして、次の日に山本投手が体を動かしてみたら“いける”という感覚があったので、「行きます」と話をしてブルペンに入ったらしいです。だから、細かい歯車がちょっとでもずれていたら、こういう結果にはなっていなかったのかなと。
そういうことを今回のワールドシリーズを通して感じました。

藤木:日本人の選手が戦力になりましたけど、それ以外に行動力でも貢献しているんだなと思いましたね。

五十嵐:それは大谷(翔平)選手もそうですよね。これだけ長い間アメリカで活躍しているけれど、どこか日本人らしさはありますし、日本の野球の良さも良い形で持っているなと感じます。

<番組概要>
番組名:SPORTS BEAT supported by TOYOTA
放送日時:毎週土曜 10:00~10:50
パーソナリティ:藤木直人、高見侑里
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/beat/
番組公式X:@SPORTSBEAT_TFM
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