フリーアナウンサーの住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイドラジオ番組「Blue Ocean」(毎週月曜~金曜 9:00~11:00)。毎週金曜日に放送しているコーナー「沢井製薬 presents オトナのなんでも相談室」では、リスナーから届いたお悩みを、Blue Oceanリスナーのみんなで考えていきます。

1月16日(金)の放送は、「過去のトラウマで転職が怖い」という相談を紹介しました。

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※写真はイメージです



<リスナーの相談>
私は今、派遣社員とアルバイトを掛け持ちしているダブルワーカーです。正社員就職をきっかけに地方から関東へ引っ越してきたのですが、求人票に書いてある仕事内容とは違うだけでなく、人間関係もかなりキツい会社でした。そこでメンタルを削られてしまい、「これはやばい」と出勤できなくなり、数ヵ月で職場を辞めました。

そこから仕事ができなくなってしまったのですが、働かないと生きてはいけないため、期間が決まっていて辞めることが出来る派遣社員になりました。幸い、今の派遣先は人間関係がとてもよく、無期雇用派遣になりました。しかし、所属している部署の方向性が大きく変わったり、正社員の方と変わらない仕事が増えたりと、年々責任が重くなっています。

「それなら安定した収入やボーナスが欲しいし、正社員でも大丈夫かなぁ」と思いはじめ、正社員としての転職を決意。今の派遣先で正社員になれたら一番なのですが、「派遣社員から正社員は雇わない」と言い切っているため、転職サイトに登録しました。

しかし、以前の経験から掲載内容が本当か疑ってしまい、「人間関係がダメだったらどうしよう」と悪いほうに考えてしまいます。同じような経験で乗り越えた方はどう乗り越えたか、また、素敵な会社の見極め方などあれば教えてほしいです。私がネガティブなのがよくないかとは思うのですが、転職が不安です。
(30代 女性)



この相談を受け、パーソナリティの住吉は「最初に就職した会社での経験は、どうしてもトラウマになってしまいますよね。人間関係がきつくて行けなくなってしまったとなると、次の就職先でもドキドキしてしまうのは当然です」と相談者の心の傷に寄り添いました。

その上で、「仕事量が変わらないのにボーナスがない状況で、正社員を目指すのは自然なこと。素敵な会社の見極め方……人事担当者の雰囲気などは、会社の空気に通ずるものがありそうですが、どうでしょう。転職経験者の皆さんには『もっとここを見て!』というポイントがあるかもしれません」と、その他のリスナーへ具体的アドバイスを呼びかけました。

「人間関係が怖くて転職できない…」過去のトラウマを抱える30代女性へ、経験者からのアドバイス続々

パーソナリティの住吉美紀



ーー今回の相談に対して、番組には転職経験者や、実際に会社を見極めてきたリスナーから、具体的かつ実践的なアドバイスが数多く届きました。

◆面接時に“社内見学”をお願いしてみる
私は何度か転職しており、人間関係が理由での転職も経験しています。正直、「入ってみないとわからない」ということが多いのが現実ですが、入る前にできることとして、面接で直接会社に伺った際、まずは面接官の人と気持ちよく話せるかを確認します。そして、「社内を見せてもらうことはできますか?」と聞いて、社内の雰囲気で判断するようにしました。

面接官の人は、入社した後に相談する相手や、直接仕事をする人になることが多いと思います。その人と話しやすいかは重要かなと思って、面接の場でいろいろ話してみました。

また、社内の雰囲気は、面接場所の会議室だけではわからないことが多いので、見学をお願いしていました。
意外とOKしてくれることが多く、一緒に働く人や会社の空気感を感じることができ、良い判断材料になりました。それで決めた会社に、いま10年勤めています。(東京都 40代後半 女性 会社員)

◆求人サイトの“常連”には要注意
私は長年福祉職に就いています。相談者さんとは業種が違うかもしれませんが、同じ職種内での転職が多い仕事です。
私も何度か転職を経験しましたが、1つ言えることは「常時、社員募集の広告を出している会社は、離職率が非常に高い!」ということです。そこには、短期間で社員が辞めていってしまうため、常時募集をかけ続けなければいけないという背景があります。ご参考になれば幸いです。(神奈川県 50代 女性 専門職)

◆“小規模な職場”は人間関係が見えやすい
対人関係に弱く、過去には職場に通えなくなったこともありますが、今は正社員として働いています。
私は「職場の人数が少ないところ」が気に入っています。今までで一番働きやすいです! 面接の時にも全体の雰囲気が分かりますし、少人数の職場はいかがでしょうか? そういうところは互いに助け合って仕事しているので、変な人は少ないですよ。(東京都 30代後半 女性 会社員)

ーーまた、面接官への具体的な「質問」で定着率を探るテクニックも寄せられました。

◆ズバリ「勤続年数」を聞く
面接官の人に「一番長い人の勤務年数」と「人数」を聞くと、定着率がいい会社かどうかがある程度わかるかなと思います。
(東京都 40代前半 女性 パート)

ーーまた一方で、企業の監査を行っている方や、自身の苦い経験を持つ方からは、“完璧な職場”を求めすぎないマインドセットの提案もありました。

◆どこに行っても「嫌な人」はいると割り切る
私はいろんな会社の監査をおこなう仕事をしており、時々気になる会社の口コミを見ると「なるほど」と思うことがあります。各種転職情報サイトには在職者や辞めた方の口コミがあり、生の情報が確認できるので参考になります。

以前の会社を辞めた理由のひとつが人間関係とのことですが、私も2度転職の経験があります。分かったことは、「転職しても転職先にはやはり嫌な人がいて、どこにも同じような嫌な人はいるんだな!」ということです。そしてもちろん、良い人もいます。人間関係で辞める人は、心を開かずに友だちを作るのが苦手な人が多いようにも思います。新しい職場ではぜひ、積極的に友だちを作ってください!(神奈川県 60代半ば 男性 会社員)

◆今の職場で「直談判」という選択肢も
私も今の仕事は「正直、給料がもう少し上がればな~」と思い、転職サイトに登録しています。でも結局、同じ業界で条件が良さそうに見えても、「どこに行っても繊細な私は人間関係で気を使って疲れるんだ……」とわかっていて、家族からも人間関係がある程度出来上がっていて、融通が利く今の会社を続けることを勧められます。なので、自分には「人間関係」が最優先になるんだなと感じています。

相談者さんも、まずは「仕事に対して何が最優先なのか」を考えてみてはいかがでしょうか? そして、今の派遣先で上司に「この会社が好きで働いているので社員になりたい!」と直接相談してみるのも手です。そこで無理だと言われたのなら、優先順位を明確にして仕事を探すのも良いと思います!(千葉県 40代前半 女性 会社員)

◆「自分をすり減らさない働き方」を軸に
私は新卒で入った職場でいじめにあい、1年も持たず退職しました。
その後、事務の派遣で働き、人間関係には恵まれました。ただ、正社員になりたくて転職した金融系の会社では、長時間労働と残業が当たり前で、頑張りすぎて体調を崩し退職しました。 そこで、「もう自分をすり減らす働き方はしたくない」と思い、労働時間が守られるパートの事務に転職しました。私が大切にしたいのは、正社員か派遣かよりも、「自分が健康でいられて、家族を大切にできる働き方」です。今は在宅ワーカーを目指して、専門家に相談しながら少しずつ準備しています。
正社員か派遣かで悩んでいる人は、「何を大切にしたいか」「譲れない条件は何か」を先に考えたほうがいいのかな?と思いました。

<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時:毎週月曜~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト: http://www.tfm.co.jp/bo/
番組公式X:@BlueOceanTFM

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