(左から)パーソナリティの小山薫堂、加藤巍山さん、宇賀なつみ
◆仏像制作と現代彫刻の違いは?
今回は、仏師・加藤巍山さんをスタジオに迎え、その歩みと創作の根底にある思いに迫りました。加藤さんは1968年、東京都生まれ。仏師として伝統技法を学び、仏像制作に長年携わる一方で、現代彫刻家としても活動しています。自身の内面や人の感情をテーマに、「祈り」と「存在」に向き合いながら木と対話するように彫り続け、その作品は国内外で高い評価を受けてきました。2020年には、ニューヨークのクリスティーズ(オークションハウス)で作品が約3,285万円で落札され、世界的にも注目を集めました。
加藤さんの原点は仏師の修業にあります。意外にも、もともとは音楽の道を志し、音楽学校で学び、スタジオで仕事をしていた時期がありました。しかし、そこで挫折を経験します。人生の転機となったのが、一人で通うようになった鎌倉でした。「鎌倉に通っているうちに日本の文化や美しさに気づきました。“救われたい”と思いながら通っていたので、その思いと、ものを作りたい思いが湧き上がってきたんだと思います」と話します。
弟子入りして始まった仏師の修業は、想像以上に厳しいものでした。
一方で、現代彫刻としての作品制作は真逆のベクトルを持っています。そこでは、自身の感情や時代への問いかけと向き合い、「自分の熱い思い」や「この時代に何を作るべきか」を投影していきます。加藤さんのなかでは、仏像と彫刻作品は対立するものではなく、「光と影のように表裏一体の存在」だと表現します。
加藤さんの制作のプロセスでは、まず粘土で原型を作り、それをもとに木彫へと落とし込んでいきます。作業段階では無心で手を動かし、ある段階から一気に仏像、あるいは作品としての集中に入っていくと説明しました。
◆現代・過去・未来に思いを馳せて仏を彫る
仏像制作において、加藤さんが特に重視しているのが「光」の存在です。彫刻は光の当たり方ひとつで表情が大きく変わるため、彫る段階から綿密に計算を重ねていくといいます。
仏像は大きさも姿も一体一体まったく異なるように見えます。
加藤さんが語る時間の捉え方も印象的です。制作に向かうとき、意識は「千年前、さらに人類が祈りを捧げてきた太古の昔」から、「千年後の未来」へと広がっていきます。長大なスパンのなかで、「命という時間をどう使い切るか」を考えながら彫っていると話します。また、小山から「祈りは何ですか?」と問われると、「人間の尊厳。人間が人間たることの行為」と、静かに言葉を選びました。
番組のテーマである「手紙」についても話題は及びました。出張先の地方で、お気に入りのペンを使い、「この人に手紙を書こうかな」と思い立って書くことがあるそうです。さらに、仏様を彫る行為もまた、未来へ向けたメッセージ、いわば「未来の人たちへの手紙」のようなものだと語りました。
<番組概要>
番組名:日本郵便 SUNDAY'S POST
放送日時:毎週日曜 15:00~15:50
パーソナリティ:小山薫堂、宇賀なつみ
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/post/
番組公式X:@sundayspost1
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