ラジオ発のエンタメニュース&コラム「TOKYO FM+」がお届けするコラム。今回は、2026年2月12日付で、株式会社Zの取締役CPROに就任した高橋メアリージュンさんに、「死生観」という深いテーマと、同社が提供開始した"生き活支援"アプリに託した思いについて伺いました。


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株式会社Z 取締役CPRO・高橋メアリージュンさん


◆言葉に責任を持てる立場で関わりたい

「もし今日が最期の日なら、誰に何を伝えますか?」

女優として第一線で活躍する高橋メアリージュンさんが、この問いに真剣に向き合っています。彼女は2月12日付で、株式会社Zの取締役CPRO(Chief Public Relations Officer)に就任。同社が提供開始した"生き活支援"アプリ『JAANE -じゃあね-』(iOS版/Android版)の顔として、生と死について言及します。

華やかなキャリアを持つ彼女が、アンバサダーではなく、"役員"という立場を選んだ理由。それは、このテーマが自身の人生と深く重なったからだといいます。

『JAANE』は、突然の事故や病気などの"もしも"に備え、大切な人へあらかじめメッセージを残せるサービスで、「人生という一つの旅(ジャーニー)の終わりに想いを届ける」という意味が込められています。

生前にメッセージを残せる「メッセージ機能」と、人生でやってみたいことを書き出す「バケツリスト機能」があり、人生の有限性を意識するきっかけを提供。これは"終活"ではなく、今の生き方を見つめ直す"生き活"を支援する新しい形でもあります。

「塩原さんから取締役CPROのお話をいただいたとき、このサービスのビジョンに心から共感したので、是非! という形でお受けしました」

華やかなキャリアの裏で、大切な人との別れや体調不良など、人生の揺らぎとも向き合ってきた高橋さん。だからこそ"死"というテーマを遠ざけずに受け止められたのかもしれません。彼女が実際にアプリをダウンロードし、最初に書いたのはバケツリスト。「シロナガスクジラに会いたいんです」と笑う姿は軽やかだが、メッセージ機能の話になると、トーンが変わります。


「(取材当日およびサービスローンチ当日)まだ実際には書いていないんですよ。でも、誰に残すかを想像するだけで、グッときてしまって。やっぱり最初に浮かぶのは家族ですね」

“もし自分がいなくなったら――。家族は何を思うだろう”。その想像だけで、生き方が少し変わるという。

「忙しくて、お母さんから電話がかかってきても『あとでいいや』って思うことありますよね。でも"もし今日が最期の日だったら?"って思ったら……」

同アプリを通して自分と向き合ったことで、日々の小さな選択から行動が変わっていったという高橋さん。「"死"を考えることは、決して暗い行為ではありません。むしろ今を丁寧に扱うためのきっかけです」と話してくれました。

20~30代の働く女性にとって、仕事も人間関係もSNSも、すべてが地続きの時代。知らず知らずのうちに、「どう見られているか」を意識してしまうのではないかとも話します。フォロワー数やいいねの数、肩書きや評価。
数値や他人の目で自分を測り続けると、本音が見えなくなるという。

「みんな、生まれた時点で完璧なんですよね。赤ちゃんを見て『ここが足りない』なんて誰も言わない。でも大人になると、どんどん自分にマイナスをつけてしまう」

そう話す高橋さんにとって、“生きる”とは「本来の自分らしく、意図を持って選択することだと思うんです。周りのせいにするんじゃなくて、"私はこう生きたい"って決めること」だといい、「『どう見られたいか』より、『どうありたいか』。その問いに立ち返るだけで、心は少し軽くなる」と力強く、丁寧に語ってくれました。

「生きることは、もっと自由でいい」高橋メアリージュン 株式会社Z 取締役CPRO就任で語る“生き活”の真意

(左から)株式会社Z 代表取締役・塩原慶之さん、取締役CPRO・高橋メアリージュンさん


◆「生きることは、もっと自由でいい」

同サービスを立ち上げた株式会社Zの代表取締役・塩原慶之さんは、「死を考えることは、生き方を考えること」と語り、続けて「終わりがあるからこそ、今が輝くのだと思います」とコメント。高橋さんも、このメッセージに深く共感します。

「もし明日が最期の日なら、家族に『ありがとう』と『愛してる』を伝えます。きっと寂しがると思うから、『ちゃんとそばで見ているよ』って、なるべくポジティブな言葉を残したい。体がなくなっても、思い出は残る。想いがあったり、思い出すことができれば、いつでも会えるから」

キャリアの選択、年齢への焦り、周囲との比較。
選択肢が多い時代ゆえに、迷うことも増えるからこそ、「どう見られたいかじゃなくて、どうありたいか。そこに戻れるきっかけになると思います」と微笑む高橋さん。忙しい毎日の中で立ち止まる時間は少ないかもしれません。それでも、"もし今日が最期の日なら?"という問いは、思っている以上に私たちの背中を押してくれることでしょう。

「生きることは、もっと自由でいい。そして、自分で選んでいい」。そうまっすぐに思いを伝えてくれました。



生き活支援アプリ『JAANE -じゃあね-』の詳細は公式サイトをご確認ください。
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