今回の配信では、「難しい仕事を後回しにしてしまう」という相談に、茂木が脳科学の知見を交えてアドバイスを送りました。
パーソナリティの茂木健一郎
<リスナーからの質問>
私は本当はやりたいけれど、難しそうな仕事を後回しにしてしまい、簡単な仕事に逃げてしまうことがあります。こうした「逃げてしまう自分」に対して、脳科学的にどうやって背中を押せばいいのでしょうか。
<茂木の回答>
これは「あるある」ですよね。「やりたいけれど難しそうだから、とりあえず後回しにして簡単なことをやろう」という経験は、誰にでもあることだと思います。
ただ、相談者さんのメッセージから、私はとても大事なキーワードを受け取りました。それは「本当はやりたい」という気持ちです。それならば、もうやるしかありません。
実は脳科学において、「後悔」というものは「やったこと」に対してしか起こらないと考えられています。目の後ろあたりにある「眼窩前頭皮質(がんかぜんとうひしつ)」という部位が「反省」を司りますが、これはあくまでも「実際に行動した結果」に対して働くものなのです。
やってみたけれど、うまくいかなかった。「何がダメだったのか」「次はこうしてみよう」と落ち込んだり考えたりするのは、行動したからこそできること。
学習や記憶に関わる多くの研究データが、「脳が変わるためには苦労が必要だ」ということを一貫して示しています。
失敗するのは嫌ですし、試行錯誤は面倒に感じるかもしれません。しかし、それこそが脳が学ぶ「唯一のやり方」なのです。10回挑戦して10回失敗した人は、一見惨めに見えるかもしれませんが、1回も挑戦していない人よりも脳は確実に学んでいます。
おそらく相談者さんは頭が良く、脳内で「どうせ失敗するだろう」とシミュレーションをして回避してしまっているのでしょう。しかし、それでは脳は進化しません。非常にもったいないことです。
大きな仕事を「巨大な塊」として捉えると動けなくなります。まずは小さなことから始めてみてください。私自身も、本を書く際は最初の一歩に途方に暮れます。それでも、机に向かって1行目を書き始めるしかありません。
絵を描きたいなら最初の筆を置く、音楽を作りたいなら最初の1フレーズを書いてみる。その一歩を踏み出すだけで、脳は「トライする苦労」を開始できます。
また、「逃げている自分」を責めるのはやめましょう。自分を責めると、行動への心理的ハードルがさらに上がってしまいます。「今まで逃げていた自分」は横に置いておき、今この瞬間から「あっけらかんと」始めてみてください。
失敗を恐れず、ぜひ「やって後悔する」道を選んでみてください。その一歩が、あなたの脳の回路を豊かに変えていくはずです。
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音声版「茂木健一郎のポジティブ脳教室」
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<番組情報>
番組名:茂木健一郎のポジティブ脳教室
配信日時:毎週土曜 22:30配信(予定)
パーソナリティ:茂木健一郎
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/dreamheart/
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