株式会社ジャパンエフエムネットワークが制作する全国JFN系列22局ネットで放送中のラジオ番組「となりのカイシャに聞いてみた!supported by オリックスグループ」。意外とあなたの近くにある、地元で活躍するカイシャ。
「そこに辿り着くまでの話」や「事業への想い」など、明日へのヒントになる話から、地域のお気に入りスポットまで、地域に密着してお届けする企業応援ビジネスバラエティプログラムです。パーソナリティは小堺翔太が務めます。

1月17日(土)の放送では、先週に引き続き株式会社スチームシップの代表取締役社長、藤山雷太(ふじやま・らいた)さんをゲストにお招きして、自社ホームページ制作のユニークな取り組みや独自の働く環境づくり、企業成長における重要な要素などについて伺いました。

代表取締役社長も「その他大勢」? HPに隠された“ワンチーム...の画像はこちら >>

(左から)パーソナリティの小堺翔太、株式会社スチームシップ 代表取締役社長・藤山雷太さん、アシスタントの芳野裕美(FM長崎)



◆“ルーツへの感謝”が地域の活力になる

株式会社スチームシップは、地域密着型のふるさと納税支援事業を手がける「地域の宝探しカンパニー」です。沖縄から北海道まで全国各地に拠点を構え、地域ならではの事業を通じて地方創生に挑み続けています。社員を「クルー」、オフィスを「ベース」、事業を「航海」と呼ぶなど、船をモチーフにした独自の世界観も特徴で、最高経営責任者は「キャプテンCEO」と呼ばれています。今回は、同社が大切にする「人材」について話を伺いました。

スチームシップのホームページには、クルー一人ひとりの顔写真とプロフィールが掲載され、趣味や人柄まで伝わる構成になっています。特徴的なのは、藤山社長自身も特別な位置に置かれることなく、他のクルーと並んで紹介されている点です。「表示はランダムに切り替わります。あくまでもスチームシップはワンチームで、事に対してしっかりとお仕事をするプロとしてやっていきたいという思いを表現しています」と、藤山さんは意図を説明します。

仕事で成果を出すことはもちろん重要ですが、藤山さんは「同じ船に、同じメンバーで乗り合わせて働ける時間は、二度と同じ形では訪れない」と話します。
だからこそ、一人ではなくチームでお客様の期待を「必ず超えたい」という意識を大切にしているといいます。

社名の「シップ(SHIP)」には、「フレンドシップ」や「スキンシップ」のように、共に作り上げるという意味が込められています。その価値観を象徴する言葉として、最近クルー全員に共有したのが「親孝行」です。藤山社長は「お年玉は、絶対に親にあげようと伝えました」と力を込めます。

そこには、「親がいてこそ今の自分がある」という核となる考え方があります。スチームシップには多くの若いクルーが在籍し、地域に戻って働きたいと考える人も少なくありません。日本人として大切にしてきた心や伝統を次の世代へ伝えることが、地域への理解を深め、結果的にふるさと納税の寄附額向上にもつながると考えています。

祭りの縮小や担い手不足といった課題を抱える地域もありますが、藤山社長は「未来につなごうとする若い人がいれば、社会はもっとよくなる」と考えます。その思いは、藤山さんの「孝行をするのは先人、親、育ててくれた誰かでもいいと思っています。だからこそ、僕は“ルーツに感謝する”と言っています」という言葉に集約されていました。

ふるさと納税の仕事も含め、すべての原点は「人」です。スチームシップは、その価値観に共感し、地域と「ワンチーム」で向き合える人材との出会いを大切にしています。


◆これからの事業計画にAIの力は必要不可欠

スチームシップの魅力は、事業内容だけでなく、働く環境づくりにも表れています。ホームページに掲載されているオフィス写真からは、開放感があり、風通しのよさが感じられます。藤山さんは「できる限りオープンで、リラックスしながら、テンションが上がる空間を意識しています」と語ります。

オフィスのデザインや内装も、社内のメンバーが中心となって手がけているそうで、建設業界の経験を持つクルーなど、さまざまな経歴を持つ人材が集まっており、その知見が仕事以外の場面でも生かされています。会社づくりそのものを社員と一緒に進めている点も、スチームシップらしさの一つです。

仕事の「やりがい」について、藤山さんはふるさと納税の支援を通じて、若者が地元に戻ってきたり、事業者や自治体から喜びの声が届いたりする瞬間に、大きな手応えを感じるといいます。「寄附額がこれだけ上がった」「今までできなかったことに予算を使えるようになった」といった成果が、目に見える形で返ってくることが原動力になっています。

一方で、成果が数字として表れるぶん、プレッシャーや緊張感も伴います。それでも藤山さんは、「一度きりの人生のなかで巡り合えた仲間と仕事ができています。最終的には一致団結できるかどうかが大切」と話します。一人ひとりの力は小さくても、「400人力」が集まれば大きな挑戦ができると考えています。

会社の成長については、ふるさと納税市場が変化し続けている現状を踏まえ、「これだけをやっていれば安泰ではない」と捉えています。
これからは、企業の本質がより問われるフェーズに入るといい、そのなかで重要なキーワードとして挙げるのが「AI」で「使わなければ生き残れない」と断言します。

また、メディアを使った発信もおこなっており、YouTubeやSpotifyでは「ニッポン宝さがしレディオ」を配信しています。日本各地に眠る「宝」をテーマに、地域の魅力をわかりやすく、面白く伝える番組で、仕事術など「知っておいてよかった」と思える内容も厳選して紹介しています。

最後に藤山さんは、「地域の魅力を一言で表すなら、人」と話します。本社のある長崎県波佐見町についても、「人の魅力が詰まった場所」だといい、まだ訪れたことのない人にはぜひ足を運んでほしいと呼びかけます。さらに、ふるさと納税を通じて、それぞれが大切に思う地域を応援してもらえたら嬉しいと締めくくりました。

<番組情報>
番組名:となりのカイシャに聞いてみた!supported by オリックスグループ
放送エリア:TOKYO FMをのぞくJFN全国22局ネット
パーソナリティ:小堺翔太
番組Webサイト:https://jfn.co.jp/lp/tonarinokaisha/
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